あつまれ雑念の森
そっとお伝えします。
インスタをやっていながら、インスタを全然見ていません。
うちの可愛い子たち(ゲストのみなさん)を見て欲しいので投稿はするけれど、自分で見ているのはフレンチブルドックの癒し画像くらい。
ある時、流れてくる写真にとっても息苦しくなったから。
われにかえる1回目
ニューボーンフォトを始めた当初、そのころはお手本が海外の有名なフォトグラファーさんの写真くらいしかなかったので、何名かの尊敬するニューボーンフォトグラファーの写真を延々と穴があくくらい写真を見漁っていました。
そのうち、ポージングから何から「こうしないといけない」呪縛に取り憑かれ、きっちり正しく撮影することに意識が向いていく。
安全・クォリティを求めて間違っていることではないと思うけれど、
ある時、
「生まれたて小さいのって今のうちなんで、残せてよかったです」
と皆さんが口を揃えて言ってくださるのにハッとして
「別にみんなうつ伏せが撮りたいわけではない」
そう我に返りました(*最後に追記があります)
それから、何かと比べたり、真似したり、そういうのは手放しました。
うつ伏せをしなくても、頬杖しなくても、ごろんとしただけでも、意味や思いがあれば素敵やん・・・
だから、インスタを見ていません。
撮りたいものとか、流行りだとか、お客さんが教えてくれます。
ベリーキャスト
前置きがずいぶん長くなってしまったけれど、
そうして教えてもらった #ベリーキャスト
妊娠中に石膏でお腹の型をとって、ニューボーンフォトで使いました。
ご自宅のお風呂場で旦那さんとワイワイ型を取られたそうで、出産前のいい思い出ですよね、、きっと。
われにかえる2回目
この中に入った途端、くるんと真丸く上手にポージングして眠ってくれるのです。いや、ポージングというのがなんだか申し訳ない、ごめんなさい。
あなたは眠っているだけです、心地よく。
ずっとここにいたんだから、当たり前といえば当たり前だけど、
なんていうか、われにかえる2回目。
母になった彼女が誇らしくてつい母ばかり撮ってしまいがち。
いつもより泣き虫だった彼女は簡単にソラカメ教に入信してくれそうだったけど、パパにまかせてかえってきました。
大丈夫、3人なら。
*言葉足らずだったので補足します。ポーズにこだわるあまり、そのポージングに時間がかかったり、ほんとにママが撮って欲しかった写真、残したかったもの、そこまで想いが巡っていなかったかもれない、ということです。
安全であること、お腹の中のポーズを再現するというコンセプトであるあまり、教科書通りのポージングにこだわりすぎて、結果として「小さい姿を残したかった」というママの想いに応えられていたのか、考えるようになりました。その後、プランを変更し、生まれたての小ささを残すコンセプトのライトなプランと、本格的なポージングをするプランと分けました。
ニューボーンフォトを撮影するきっかけになったワークショップや、その後ポージングやスタイリングについて教えてくださったことは、今でも大切に生かしていますので、そこを否定する意味ではありません。
また、「安全であること」が大前提ですので、細かい部分を怠り安全ではないポージングで撮影することはありません。
まんまるく、お腹の中にいた時のように、というコンセプトを、ベリーキャスト に入れてすやすや眠る赤ちゃんを見て、その根本のところをハッと気づかされた、そういうエピソードでした。
誤解があればと思い、補足しました。
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