「耳切り坊主」はわらべうた？

昨日のわらべうた研究会（R3,7,30　名護市開催）にご参加くださった皆様、ありがとうございました｡

講座終了後、「耳切り坊主」は、わらべうたでしょうか？という質問がありました。

わらべうたの分類上、『子守りうた&昔語りうた』となります｡首里に伝わる「黒金座主」のお話し、そしてその後の祟りを収めるために祈祷が行われたことは、資料にも残っています（詳しくは、文献を参照）｡脅して寝かせる「子守りうた」は、今月学んだ名護の歌（♪いったーくヮーとゥ）とこの二曲しか知りませんが、二曲ともたいへん美しいメロディですので、歌い継いでください｡

「畏れ」は、子どもの心が求める大切なもの！
　アニメーションで、その与えられない感覚を求めているようにも見えます｡「畏れ」をどのように育むことができるかは現代の子育てのポイントの一つです。手を合わせる行為がなければ人と心を合わせていけないと学んだように、「畏れ」を感じない子どもが持つ喪失感は計り知れません。

うたは、一瞬のうちに日常を超えた世界に誘い自分の知らない世界があることを感じさせてくれます。空間を移動せず、別世界へ広げる力があります。「かくれんぼ」と、同じですね！

そのあたりは、いつかノートで詳しく語ります。この夏、首里にまつわる昔話とうた（♪耳切り坊主）・名護にまつわる昔話とうた（♪いったーくヮーとゥ）を、是非、お楽しみください！　田中