♫くれーたーぬうすめーぐヮ
くれー棒(ぼう)小(ぐヮー)やー (ウー)
くったー二(たー)ちぇー水(たー)桶(ぐ)小(ぐヮー)やー
(ウー)
くれー釣瓶(ちー)小(ぐヮー)てー (ウー)
爺(うすめー)小(ぐヮー)が 此処(くま)ぬ井戸(かー)小
(ぐヮー)から 水(みじ)小(ぐヮー)汲(く)まーにやー
(ウー)
溝(んじゅ)小(ぐヮー) はい越(くィー)やに
イッスイ カッスイ イッスイ カッスイ
此処(くま)から ハーエーゴンゴンなてぃ
くちゅ くちゅ くちゅ
<歌詞訳> これは田(主)のお爺(じい)さんね (はい)
これは棒(ぼう)ね (はい)
この二つは水桶(おけ)ね (はい)
これは釣瓶(つるべ)ね (はい)
お爺さんが 此処(ここ)の井戸(いど)から 水を汲(く)んで
ね (はい)
溝(みぞ)を ひょいと越(こ)えて
イッスイ カッスイ イッスイ カッスイ(ハヤシ)
ここから 急いで走って くちゅ くちゅ くちゅ
<解 説> 幼(おさな)い頃(ころ)、伝承者の新本さんは、かまどに薪(た
きぎ)をくべながら、母親からこのわらべうたを教わったそうで
す。向かい合って、目を見つめ、必ず「ウー(はい)」と相づちを
打たなければ、厳(きび)しく注意をされたといいます。
このわらべうたを通して、相手の目を見て会話することを、学んだ
そうです。
<遊び方> くれー田(たー)ぬ爺(うすめー)小(ぐヮー)やー (ウー):
親指を取り
くれー棒(ぼう)小(ぐヮー)やー (ウー):人差し指を取り
くったー二(たー)ちぇー水(たー)桶(ぐ)小(ぐヮー)やー
(ウー) :中指と薬指を取り
くれー釣瓶(ちー)小(ぐヮー)てー (ウー):小指を取り
爺(うすめー)小(ぐヮー)が:親指を取り
此処(くま)ぬ井戸(かー)小(ぐヮー)から 水(みじ)小(ぐ
ヮー)汲(く)まーにやー (ウー):手のひらに円を書くように
溝(んじゅ)小(ぐヮー) はい越(くィー)やに:人差し指と中
指を足に見立てて、足踏(あしぶ)みのようにして手首を飛び越
(こ)え
イッスイ カッスイ イッスイ カッスイ 此処(くま)から:
手首から肘(ひじ)まで手を這(は)わせ
ハーエーゴンゴンなてぃ:肘(ひじ)から脇(わき)の下まで登っ
て行き
くちゅ くちゅ くちゅ:脇の下をくすぐります。
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