♫くーぬひーや&てィーたーみーゆー

<歌 詞> *くーぬひーや
      くぬ屁(ひ)や 誰(た)が誰(た)が放(ひッ)ちゃが 
      糸満(いちまん)衆(すー)ぬ 糸満カミーが 
      放(ひッ)ちゃる屁(ぴー)や ピー
      *てィーたーみーゆー
      一(てィー)、二(たー)、三(みー)、四(ゆー)、五(いち)、
      六(む)、七(なな)、八(やー)、九(く)、十(じ)、
      一貫(いッくヮん)

<歌詞訳> *くーぬひーや
      この屁(へ)は 誰が誰が やったのか 
      糸満(いとまん)(本島南部)の 糸満カミー(人名)が 
      やった屁は ピー
      *てィーたーみーゆー
      一二三四五六七八九十(ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、
      なな、やー、きゅう、じゅう)一貫(いっかん)

<解 説> *くーぬひーや
      周りに屁(へ)の匂(にお)(ふんいき)いがたちこめてくると、
     なんとも気まずい雰囲気なりますね。沖縄ではそんな時、本当にや
     った人を突(つ)き止めるのではなく、できるだけその場から遠い
     人がやったことにして、歌でその場をなごませたそうです。
      *てィーたーみーゆー
      ゴムまりが普及(ふきゅう)するまでは、手作りのまりを使って遊
     んでいました。沿岸(えんがん)地方では海藻(かいそう)を、他の
     地方では蘇鉄(そてつ)の実の綿や苔(こけ)等を芯(しん)に、糸
     芭蕉(ばしょう)の繊維(せんい)で巻(ま)きつけ、さらに糸や毛
     糸で模様(もよう)をつけました。

<遊び方> *くーぬひーや
      歌いながら、一人一人を指さしていき、歌い終わりに当たった人が
     鬼(おに)になります。
     ここでは、まりつき遊びの順番を決めるためにうたわれています。
      *てィーたーみーゆー
      1から10まで数を数えながら、まりをつきます。
     縦(たて)一列になり、10で、次の人がついたまりを受け取りま
     す。輪になってまりをつきます。10で、隣(となり)に移動して、
     まりを受け取ります。

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