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【日本語訳】CNBC Investing Club:ジム・クレイマーによる水曜日の株式市場で注目すべきことトップ10

  1. S&P500と ナスダックは反落して始まる。メガキャップのテクノロジー株は売られ、小型株は買われ続けている。たとえ小型株にほとんど価値がないとしても。

  2. 決算後のアルファベット株は下げているが、実は悪い内容ではなかった。ユーチューブの広告が軽かったと言う人もいるだろうが、私はグーグル・クラウドがつぶれていると言いたいし、検索エンジン事業も好調だ。アナリストたちは、多額の人工知能投資は割に合わないと経営陣を陥れようとしたが、問題ない。株価が下がればいい。

  3. ビザも決算で株価が下がっている。中国は悲惨で、ここ数週間の決済件数は四半期末に比べて少し減速している。ビザは一株当たり利益(EPS)を二桁成長させ続けることができるが、中国と米国で成長が鈍化しているため、特殊要因で構成されている。

  4. テスラは、予想を下回る業績と2四半期連続の自動車関連収入の減少を受けて、低迷している。人々はより大きな車の台数を求めており、イーロン・マスクCEOが語りたがっているフルセルフドライブと自律走行車と呼ばれるテスラの運転支援システムにはまだ感銘を受けていない。テスラのエネルギー事業は過去最高益を記録した。

  5. マスクCEOはまた、決算説明会でエヌビディアにエールを送り、AIチップのトップメーカーであるエヌビディアの実行力とハードウェアの品質に「信じられないほど感銘を受けている」と述べた。しかしマスク氏は、他の顧客からの熱烈な需要を考えると、Nvidiaチップの十分な供給を確保するのはあまりにも難しいため、テスラは自社製スーパーコンピューター「Dojo」の取り組みを倍増させる必要があると述べた。テスラはデータセンターの拡張を進めており、5万個のNvidia製H100チップを収容する予定だとマスク氏は語った。

  6. テキサス・インスツルメンツの四半期決算は、チップメーカーの株価は1%以上上昇したが、特に良いところはなかった。1ケタ台半ばの落ち込みとなった自動車業界を含め、まだまだ弱い部分が多い。少なくとも、ウォール街に対する蔑視は終わったようだ。アクティビスト・ヘッジファンドのエリオット・マネジメントは5月、テキサス・インスツルメンツに数十億ドルの出資を行った。

  7. GEヴァーノヴァの第2四半期決算は非常に好調のようだ。4月に現在のGEエアロスペースから分離独立したこのエネルギー企業は、ガスタービンを理由に2024年のガイダンスを引き上げた。風力発電は現在最も厳しい分野だが、経営陣は来年は黒字になると再確認した。電動化部門も非常に好調な数字を記録した。

  8. シャーウィン・ウィリアムズは、火曜日の決算報告を受けて目標株価を引き上げた。塗料メーカーは2024年の業績ガイダンスを引き上げた。家を売りたいという欲求がどれだけあるのだろうか。中古住宅販売で在庫が大きく膨らみ、取引が不足していることが、トップで起きていることだ。

  9. ヴェルティヴは第4四半期に堅実な業績回復と増収を達成。AI投資の恩恵を受けているバーティブのデータセンター事業は依然として非常に好調で、グーグルからも同様の声が聞かれた。ヴェルティヴは、今年初めのAI関連銘柄として注目を集めたが、5月下旬以降株価は低迷している。しかし、それでも年初来で90%近く上昇している。

  10. ダナハーもまた、火曜日の好業績報告後に目標株価引き上げの波が押し寄せた。同社の主要事業であるバイオプロセッシング部門の需要が改善しているためだ。クラブ・メンバー向けに発表した四半期決算の全容では、目標株価も引き上げている。経営が順調なダナハーがようやく軌道に乗ったのは素晴らしいことだ。

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