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本業:無職(仮)

本業としていた勤め先を退職した。
正しくは有給消化に入り、実際の業務からは離れたが籍はまだある状態。
食事の時間は決まっているが、それ以外は時間の縛りが無くてとてもいい。

思い返せば数年おきに無職期間がある。
次の仕事を決めてから辞めることもあったが、なんだかんだしばらく休みたいと無職を謳歌していた。……ら、よかったのだが、実際は家事や育児に追われていたり、精神疲労で心身ともダメージを負っていたりした。

私にとって”働きに外に出る”ことは割と苦行だ。
交通手段問わず通勤、同僚とのコミュニケーション、業務のルール、なにについても過剰に気を遣ってしまうので気疲れする。
フルタイムで働けば起きている時間の大半を仕事が占めるのに、これでは疲れ切るのも当然だ。
昔よりはマシになったが、それでも働きに出ることは私にとってつらいのだ。

よって数年おきに「なんもしたくない~~~っ」となり無職になってきた。
数か月の休みを充電期間と称し、好きなものを摂取し、時々暴食し、だらだらと過ごす。
食料品の買い出しすら億劫だと思う状態になるくらい、限りなくストレスを減らし家に引きこもるが、たまに美術館など興味のある場所へ行ったりはする。
お金のかかることは私には必要無いので、最低限の生活を細々と送る。
とはいえ貯金も有限なので、そのうち、そろそろ頑張るか、と重い腰を上げることになる。

今までは、”私みたいに学も無くてポンコツでメンタルよわよわな人間”は雇ってもらわないとお金を稼げないと思っていた。
しかし、絵のお仕事を始めて、”どうやら、この方法なら私でも雇ってもらわなくてもご飯代くらいは稼げるらしい”と知った。
もちろん絵のお仕事も、まず”ご依頼を頂く”必要があるので、形は違えど、仕事を与えられるという点で雇われていると言えなくもない。
だが、通勤も、名前すら知らない同僚も、意味不明なルールも無い。
今まで経験してきた雇われ仕事とは比にならないほどストレスが少ないのだ。
インターネットが普及したおかげだ。素晴らしい現代である。感謝。

さて、これからしばらくは
 本業:無職
 副業:イラストレーター
としてやっていくことになる。
フリーランスとして本腰を入れるのはまだ早いと思っている。
勉強不足だと思うし、この労働のスタイルを続けられるか、お仕事を継続して得られるのか、見通しの立たない部分が多いからだ。
あまり気負うと挫折しがち、という自分の性質のこともある。
しばらくはお試しで、くらいの気持ちでぬるっとやっていきたい。


あーだこーだ書いてしまったが、要は「勤め辞めました!いぇ~い!!」と言いたかっただけである。

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