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遠くの和牛より目の前の人参

絵のお仕事を続けるために、新しい理由探しを始めてそろそろ2ヶ月になる。
先日はクライアントの担当様にご相談させて頂いたりもした。ごく個人的なことなのに聞いてくださって、感謝と申し訳なさが増し増しである。

結局は、お金の為にやるのが分かりやすいのかもしれない。
毎月2桁万円ほど入ってくれば、日々の生活や数年先の予定がかなり変わってくる。
収入は多いに越したことは無い。

本業だけでも生活はできるが、余裕は無いのだ。
「欲しいもの」はたくさんあるが、本業の給料で「必要なもの」は賄える、という状態。

収入が増えれば「欲しいもの」も少しは手に入れられるようになる。
「欲しいもの」は無くても困らないものではあるが、あれば幸せな気持ちになれたり、日々の雑事の助けになってくれて小さなストレスが減ったり、自分にお金を掛けていることが目に見えるようになったりするものだ。

たまにはかわいいスポンジでお皿を洗いたいじゃないか。
たまにはお高くて美味しいごはんだって食べたいじゃないか。
たまには日帰り旅行で温泉にだって行きたいじゃないか。

遠くに見える超高級和牛のすきやきを目指すより、
目の前にぶら下げられた生の人参をかじるほうが、
性に合っているのかもしれない。

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