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記憶の記録1

おさらい系は時間制限を設ける。30分で。

記憶とは常に変化していくものだと思う。
記憶と事実が異なることも多々ある。
それを前提に現時点の記憶をおさらいしていく。

一番小さい頃の記憶は、保育園の年長クラスだろうか。

お遊戯会のような行事の劇でアリババ役をやったことが一番に出てくる。たぶんアリババと40人の盗賊が元だったのだろうと思う。
当時、私はクラスメイトより頭一つ分背が高かった。文字通り頭一つ分。みんなで並ぶと、首から上がひょっこり飛び出ていた。縦も大きかったが、横もそこそこ大きかった。幼児期から肥満気味だったようだ。
その体格が理由になったかは定かではないが、女の子でありながらアリババという男の役をやった。別に今ならなんの疑問も無いのだが、当時は少し戸惑ったような気がする。
お姫様のふわふわの衣装を着られる女の子を見て、いいなぁ、と思った。
だが、アリババだって悪役とはいえ主役級だ。台詞もしっかりあったし、舞台の真ん中に立つこともあった。
本番は泣きそうなほど緊張したが、終われば楽しかった気がする。

外で体を動かして遊ぶより、おままごとをしているほうが楽しかった。想像したりそれらしいストーリーを作るのが好きだったのだと思う。

家族によると、ピンクしか着たくない!といったこだわりの強い時期があったらしく、スカートのさくらんぼの刺繍が赤だから嫌だ、とごねたこともあったとのこと。妙なこだわりは今もあったりする。
それと、絵本を歌いながら読んでいたようだ。文章に勝手にメロディをつけて、一人ミュージカルをやっていたらしい。歌うこと自体は今も好きだ。特別上手くはないけれど音痴ではないし、小学校高学年の頃は合唱部に誘われたこともあった。

保育園の卒園写真で頭一つ飛び出ている様子は、若干”心霊写真み”があって、何度見ても笑える。

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