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冬眠

2023年12月25日に仕事を納めた。
そのあと、落書きレベルの2枚しか絵を描いていない。

最近は、よく言えば充電期間。
ネガティブな言い方だと燃え尽きに近い状態だ。

納品後は数日休む、というのがパターン化していたが、今回はその数日をはるかに越えペンを握れない日々が続いている。

元々、1か月ほど休もうとは思っていた。
自分で「これからの生活はこうなるだろうな、こうなりそうだな、こうしたいな」と思い描いていたものと、現実に大きな乖離が発生したためだ。
できると思っていたことが、できなかった。
やろうと思っていたことが、やれなかった。
もちろん予想外の出来事もたくさん起きたけれど、それぞれに必要なエネルギーが、自分で思っていたより多く必要だった。

諸々の予想がことごとく外れた。
これは、自分や自分の周りを正しく把握できていないからにほかならない。

やってみないとわからないことはある。
やってみて初めてできなかった、と分かることもある。
それでも、出来なさ過ぎた。

春頃までスケジュールが空いたこともあり、充電期間と称して気の向くまま過ごしてみることにした。
その中で自分と向き合うこともする。
手一杯でフォローできていなかった周りも整理する。
SNSは、発信するとき以外は開かない。
自発的に興味を持てたことに触れてみる。
嫌いな運動も毎日3分間くらいはする。
天気が良ければ、光に弱い目にサングラスを掛けて日光を浴びに行く。
食べるものも少し気を付ける。
メイクをしたり、自分を”マシ”にすることに手間を掛ける。

そういえば、自分には「約3年働いて、約3カ月無職、また約3年働いて……」という謎の性質があるが、ちょうどその時期なのかもしれない。
12月にははっきりと、身体が仕事を受け付けなくなる感覚もあった。

そんな中、今度は高1の息子がお休み期間に入ることになった。長くなるので、別にまとめる。

傍から見れば遊びまわっている状態だが、それが問題にならない状況なので、大いに甘えておこうと思う。
春が近づいてあたたかくなるにつれ、いろいろなことが上向いていくように、今はしっかりと社会的に冬眠しておきたい。

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