筋肉の痛み

今回は筋肉の痛みのメカニズム・種類について話します。

▼痛みとは…
筋肉の痛みは大きく分けて2つ
・急性疼痛
・慢性疼痛

に分かれる。

◽急性疼痛とは…
外傷や急激な刺激により筋肉に損傷が加わった場合起こる。

メカニズム…
 筋肉が損傷すると治すため血流により傷を治す物質が運ばれる。その際血流が増えるため血管が拡張される。
血管を拡張するにはブラジキニンという物質が必要だがブラジキニンは血管を拡張すると同時に脳に痛みを伝える役割りがある。

→すなわち、傷を治すため血管が拡張される。その際ブラジキニンという物質が脳に痛みを伝え、疼痛が生じるのです。

◽慢性疼痛とは…
日々の姿勢や歩き方により永続的に筋肉を緊張させ、筋肉内の血管が圧迫され起こる。
慢性疼痛のメカニズムは2つ程あります。

メカニズム… 
①日々の姿勢や歩き方により永続的に筋肉を緊張させる。そのことで筋肉が弛緩することがほとんどできず、また姿勢による筋肉の捻れにより関節が不安定になり更なる血流の流れを悪くする。そのため、筋肉に酸素やエネルギーが上手に運べなくなるため、筋肉内の血管を拡張し血流を良くするように脳に信号が行きます。その際ブラジキニンが働き、血管が拡張されるがブラジキニンは血管を拡張すると同時に脳に痛みを伝える役割りがある。

→すなわち、姿勢や癖のある歩き方により筋肉の緊張が高まり血流を悪くする。血流を良くするため血管を拡張し疼痛が生じるのです。


②筋肉は体温36°を保つため常に熱エネルギーを生み出している。そのため、筋肉内に熱エネルギー生産で生まれた老廃物が溜まり筋肉内の血管を圧迫する。そのため、筋肉に酸素やエネルギーが上手に運べなくなるため、筋肉内の血管を拡張し血流を良くするように脳に信号が行きます。その際ブラジキニンが働き、血管が拡張されるがブラジキニンは血管を拡張すると同時に脳に痛みを伝える役割りがある。

→すなわち、筋肉により体温を保つ際老廃物が生じ、老廃物が溜まるこどで血流を悪くする。血流を良くするため血管を拡張し疼痛が生じるのです。


▼疼痛の回復
さて、それではどうすれば疼痛をなくすことが出きるのか???

◽急性疼痛
急性疼痛では外傷を治すため血管が広がることをなくすことは出来ないそのため、ricsという処置が適切だ

R. Rest(安静)
I. Icing(冷却)
C.Compression(圧迫)
E. Elevation(挙上)

ricsは上記の頭文字をとっています。
役割として、圧迫・挙上・冷却・休息をすることで心臓に血流を流し筋肉や組織内に血液が溜まらないようにすることが疼痛を抑制できる。

→すなわち浮腫により筋肉・血管が圧迫され血流が悪くなるのを防ぐことが大事です。
傷が治れば血流も元の量に戻り疼痛もなくなります。


◽慢性疼痛では
①姿勢や歩行を改善することで筋肉の緊張や負荷を和らげ血流を良くする。

②筋肉を動かすことで老廃物を外に排除することで血管が圧迫されず血流を良くする

→すなわち慢性疼痛は血流を良くし老廃物を筋肉内から排除することで疼痛が治ります。


▼まとめ
→筋肉の痛みは急性、慢性疼痛がある。
→痛みを治すには傷が修復し血流を抑える
または、血流を改善し老廃物を排除する。
→そのためにも、rice処置、お風呂、運動に入りそれぞれ違う対応が必要です。

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