在宅勤務について

緊急事態宣言が出されて約2週間、在宅勤務や仕事について少し思ったことを書いてみる。
感じることは、在宅勤務だとどうしても会社にいる時と比べて気軽に周りの人と相談できないので、
「仕事をどう進めたらよいかわからない」
「自分の業務だけどこの方法で進めて良いのだろうか」
と思った時はかなりストレスになるということだ。

今までの日本企業の働き方では多くの人がこのような疑問を持っても、「みんなで一緒にやってる」安心感によってストレスが中和され、それなりにうまく進んでいたのだと思う。
しかし在宅勤務などテレワークが増えてくると、勤務時間や勤務態度が関係なくなり、個々人としてのアウトプットでしか評価されなくなるのでこの「みんなでやってる」安心感がかなり失われる。そのプレッシャーが在宅勤務でメンタルを崩す人が増える原因なのだと思う。

また「みんなでやってる」文化の中で育ってきた中高年のマネージャーにとっては、新しい文化の中で部下を管理する事は相当難しく苦労することになるだろう。この状況が長く続けば、管理職も含めて多くの人間の心理的負担が大きくなることが予想される。

会社や職場としては、気軽にコミュニケーションを取れる仕組み、雑談や失敗を許容する文化、明確なゴールを共有しつつタスクや評価を可視化する制度などへの変化が必須になるのだと思う。逆にこういう変化を出来ず旧態依然としたマネジメントが続いてしまう会社は人が離れて事業を縮小せざるを得なくなるだろう。

アフターコロナという言葉が出てきているように、この騒動が収束した後は今までと違った社会になることは間違いない。会社としても個人としても、このタイミングで変化が求められることを想定して準備しておかなければならないのだと思う。

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