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私の生まれた意味と生きる理由。


私は一男三女の4人兄妹の末っ子として
とある田舎町に生まれました。

4人兄妹といっても
一番上の兄と、次女として生まれた姉には
会ったことはありません。
2人とも1歳を迎える前に
病気で息を引き取っているから…。

この事実を知ったのは
小学校低学年の頃だったと思います。
その頃の私は、もし4人兄妹だったら
もっともっと楽しかっただろうな、
くらいにしか思っていなかった気がします。
5つ年上の長姉と2人でも十分楽しくて
とても愛情深い家族の元で
本当に幸せな時間を過ごしてきたので。
(※家族の話はまたいつか)

大人になってから母に
次姉が亡くなったときの話を聞きました。
その話を思い出すだけで涙が溢れるほど
母は想像を絶するようなツラい経験をして、
子煩悩な父はどうその哀しみを乗り越えたんだろう。


両親は姉をひとりっ子には
したくなかったのだそうです。
もし亡くなった姉が今でも元気だったら
私はこの世に生を享けてはいなかったでしょう。


私の生まれた意味は
姉に寂しい思いをさせないため。
今は離れて暮らしているけれど
地元に帰ったら必ず思いっきり抱きしめて
ほっぺにちゅーするくらい
距離が近い姉妹です。笑
(姉は嫌がりながらも受け入れてくれます。)

私の生きる理由は
兄・姉が生きたくても生きられなかった分
精一杯、今世を生き抜くこと、
両親や姉、姉家族の幸せと笑顔を守り抜くこと、
私を愛してくれる人たちを一生愛し抜くこと。

私は自分の家族を未だに持ててはおりませんが
今ある家族を、この幸せを、
大切にしながらこれからも生きてゆきます。
私がこの世に生を享けた意味であり理由は
ここにあるから。

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