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多分雷鳴ではない。

何処かから祭囃子(の練習?)が聴こえて来たので、お祭りの話でもしてみようかと。

とは言え、人混みが苦手なので積極的に行くことはないですし、行ったとしても飲食目当てなのですが。
大人になってからはそれこそ、会社帰りのまだ空いてる時間に寄って買うだけ買って家で食べる…と言う情緒もへったくれもない感じで。
そもそも大人になってから行ったお祭りなんて片手で足りるのでは?基本、音だけ聞こえてきて「どっかでお祭りやってんなぁ」で終わってますね。

子供の頃は夏休みに田舎の祖母の家に帰省していたので、近くの公民館でやっていたお祭りには行きました。
母が子供の頃着ていた浴衣を着せられて、父と弟もしくは弟と2人で。
焼き鳥と何か(思い出せない)の屋台とポリバケツに入った飲料があって、広場に盆踊りのスペースがあるくらいの小さなお祭りでした。子供が無料(そのうち10円とかになった)だったので、その頃から完全に飲食目当てでしたね…。
家族で唯一父親がイベントごとは全力で楽しみたがるタイプだったのでしつこく誘われたりしましたが、踊った記憶はないなぁ…。
恐らく“田舎の繋がりのある人達の輪に入っていく人見知り故の躊躇い”と“振りを知らない踊りを人前で踊ることに見栄っ張り故の恐怖”があったんだろうなぁ。
今思えば誰もお前なんか見てねぇよって話ではあるんですが。でも祖母が割と皆の姉御的なタイプで私のことまで「○○さんとこの孫」で周知されてたんですよね…。人の顔と名前を覚えるのが苦手なこともあり、こっちは相手のことを解らないのに相手は自分のことを知ってる気まずさから、余計に過剰になってたかもしれません。
後単純に運動が好きじゃないし。
伯父が係をやっていたので焼き鳥3本くらいとお茶の缶を持って建物の隅で眺めていた記憶です。
子供同士の交流とかもしなかったなぁ。
弟も人見知りだったから尚更。

あー、後思い出と言えば獅子舞ですね。
お正月にもやるのを大人になってから知ったくらいには、夏祭りの印象が付いていました。
噛まれると良いからと子供達が観客の前列に出されることが多く、私達も例に漏れず押し出されたような気がします。
曖昧なのは事前のやりとりより、獅子舞に頭突きされたことの方が記憶に残っているせいかもしれません。
練習は多少していたのでしょうが、近所のおじさん達だったのでね。目測誤られたのかゴチッと。ちょっと痛かったです。

そう言えば、盆踊りの曲ですが、大人になって他所のお祭りで聞くまで田舎のオリジナル曲だと思ってました。
「○○良いとこまたおいで 命の洗濯しにおいで」って地名が入っていたので。
これ、地名変えて色々あるんですね。
どこかに発注するのかしら?と軽く検索してみましたが、完全オリジナルの作曲サービスが出てきて上手く探せませんでした。
その頃はネットも普及してなかったし、カセットテープを使ってた記憶ですし、地域の組合向けのカタログとかで注文受けていたのかなぁなんて考えたりしました。

田舎のは違いましたが、花火のあるお祭りもありますね。
と言うか、それは花火大会でお祭りとは別かしら?
会場など近くで見る花火は音が苦手で行きません。花火そのものの音もですし、音楽の演出があるものもです。爆音に心臓の辺りが気持ち悪くなってしまうんですよね。映画館も同じ理由で行けなかったり。
なので花火も家の窓から「あー上がってんなぁ」で終わるタイプです。

こんな感じの数少ない上にしょうもないお祭りエピソードでした。
創作物でお祭りシチュエーションとかもあるし、流行や定番を知っておくためにも、たまには行ってみても良いのかなぁと思うには思うのですが。
暑さと人混みでその気は消し飛びますね…。
シマエナガのドリンクボトルとか見てる分には可愛いけど欲しいと思わないしなぁ。

それで問題ないんですけど、ふとしたときに「自分はつまらない人間なんだろうな」と思ったりもします。
まぁでも、何で楽しめるかは人それぞれですしね。

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