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微妙な時代

越路さんが活躍していた頃って記録の過渡期って感じがします
ビデオテープどころか録画するそれがとても高価だったり、写真はフィルムを現像屋さんに出さなくてはいけなかったり、レコーディングなんてぶっといテープを回さないと出来なかったり
全てがお気軽に出来る様になった今ですのでそれはそれは便利ですけれど次は三次元ビデオとか出てくるのかしら、文明の進化って果てないなあと思います

従ってなのですがほんとに越路さんのリサイタルって映像が残されていないのですよねえ、流されるそれは1970年5月のものばかり
それしか無いから仕方ないけれどそれから10年がすっぽり抜けているっていうのは残念極まりないわけです
あの衣装でこの歌をどうやって表現したのかって想像するしかない訳だから。。そうです、音源と写真は残されていますので
それはそれで楽しみ方あるってのは負け惜しみみたいなもので、だから「コーちゃんのリサイタル行ったわよ」なんて方に出会ったりするともう興奮!「いつのですか?じゃああの衣装でしたか??ほんとに香水の香りしましたか???」なんて矢継ぎ早に質問責めしてしまってあちらが引いてしまうなんて茶飯事
そうよねえ。。ここで思うのがファンって言葉の温度差なのでありますよ、いっつも

あたしは越路吹雪さんと河合奈保子さんに関しては胸張ってファンと云えるのですけれどその言葉から娯楽的ってのがもうスッポリ抜けている感じがします、凝り性と云うか潔癖と云うか
これってもう性質で何に対しても関しても自分がこれと決めたらどこまでも忠誠みたいなところがあるのですよね、でもそういう人は冷める時はバッサリで。。ほんとに中途半端ってものがあたしの中には無いのです
しみじみ面倒な輩ですなあ

うちの両親云ってたなあ
「それなりに成績も良かったのに河合奈保子ばっか追いかけているからこんなになって。。」
しかしおたしが奈保子さんだけで無く越路吹雪さんの解説まで書く様になってからなーんも云わなくなりました
そもそもうちは追っかけの血ってのが脈々と流れているのだから仕方ないでしょう、おばあちゃんは舟木一夫、お父さんは島倉千代子の親衛隊だったではないか、だから三代続いて出来上がり、ってことよ

越路さんの動く資料が余りに少なくて残念ってこと書きたかったのだけれど話が逸れました、ってことで今日はこの辺で。。良い日曜をお過ごしくださいませー

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