コーちゃんとデコちゃん

先日事務所の整理をしていたら内藤法美さんと越路吹雪さん結婚芳名帳を見つけました
結婚式と披露宴のお写真も
最初にお名前書かれてたのが松山善三さんとデコちゃん、高峰秀子さんでした

映画にまるで疎いあたしはコーちゃんとか石井好子さんを通じてしかデコちゃんのことを知りませんでした、デコちゃんが同じ年の生まれでとても仲良しだったことは越路さんのエッセイ読んで知っていたけど

嬉しそうにおさまる二組のご夫婦、モノクロのお写真は65年前のもの、先を挙げた鳥居坂協会もデコちゃんの紹介だったそうです
デコちゃんは文章もたくさん残していて、それは見た目のそのイメージとはちょっと違っていてバッサリはっきりシンプルに、そしてリズミカルにページが進みます、きっとそんな風に筆を進められたのではないかなあ、なんて想像します
そしてそんな文章に触れると凛々しさがそのお顔から見える様な
気がします、ちょっと沢村貞子さんっぽいというか
対して越路さんは颯爽としていそうで実は甘えん坊で頼りない、デコちゃんとまるで逆
パブリックイメージは払拭出来ないもの、そんなことずっと前からちゃんと知ってます
でもひとり紙とペンと向き合う時は心のまんまに今感じること、その辺にあるちょっと起きたおかしなこと、それを落としてゆくだけ、それがデコちゃんの文章
おふたり気が合ったのだろうな、と地元の調布の図書館でデコちゃんの本を読み漁りながら思いました

そんなおふたり、お揃いで今年が生誕100年です
コーちゃんよりも長いことあたしたちの前にいて下さったデコちゃんですので思い出も記憶も鮮明です
街中でデコちゃん100周年のポスターをよく見掛けます、憧れているたくさんの方のお名前とともに
ちょっとだけ羨ましいなあと思っております、コーちゃんよ、あたしを忘れちゃいかんぜよ、とは越路さんは申さないと思いますが親衛隊としてはそういう訳にも参りません
この際あたしも尻馬乗らせていただきますので、いやいやそれもありますけれど次世代に越路吹雪さんの偉業お伝えしないといけませんので
あと八ヶ月しかないわ。。いやいや、まだ八ヶ月もあります
そういえばコーちゃんのプログラムにデコちゃんこんな風に書いてましたね
〜コーちゃんのためならエーンヤコリャ、なのである〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?