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すごいやドビ先生

音楽履歴歌暦というイベントを不定期で開催しています
舞台に立つその方がどんな音楽を隣に置きながらいまの人生を構築して来たのか、トークと歌で辿るのですがこれか面白い、そもそもピアノのちゃっくさんとはじめたのですがスケジュールの都合でほかのピアニストさんにもお願いすることがあります

前回のお客様がアーバンギャルドのおおくぼけい様、話上手で人生波乱のこの方、それじゃなくても三時間コースになりがちなのに結局一夜ではまとまらなくて急遽二回に分けてお送りしたのでした、でもってその時のピアニスト、ドビ先生がバトン受ける形で昨夜のゲストだったわけですが

またこれが面白かったのですねえ
今やあたしの相棒と云ってもいいくらいご一緒しているピアニストなのですがいつまで経っても音楽履歴にならない、歌ってくれたら一流のパフォーマンスになってしまうのになんだか人生はふわりふわりの浮き草暮らし
何をしたいかどうなりたいのか全然わからないまんまで美大卒業しちゃった
狐につままれたみたいなトークショー、結局ご自分の意思で行動したってのは和風スナック古都でのあの大胆な行動だけですか。。

しかしわかったことがあって
あー、この方真面目なのねえ
ってことです、だからこのイベントは面白い
なんでも真面目に取り組んで、でも主体性ってものがちょっと希薄で、がしかしそれは自分が無いということではなくて受け入れる器が大きいってことで、そして受け入れた後の咀嚼略やアイディアが豊富
それはいろんな回り道と云うか受動的に経験して来たことがきちんと実になっているからではないかと思いました、さすが美大、ドビ先生は大きな真っ白なカンバスだったのだ

越路さんも演出家に全てを託したり、作詞作曲はほとんどやらなかったり(知ってる作詞2曲くらい)、幾つになっても初舞台の少女みたいだったのだそうです、驕らない気持ちって大事だなあ、そして自分が凝り固まるとつまらなくなるなあ、としみじみ思い返したのでソワシャン寸劇とかまたやろうかなあ、なんだードビ先生ちゃんと土壌があったのかー

長く近くにいても知らないことはありますものねえ、まああの方シャイだし
ということで時間切れで大学卒業して◯■破棄のところまでしか進まなかったので第二回やります、なにひとつ音楽の道に進む気配が無いまんま終わった素晴らしい前半戦でした

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