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越路さんと衣装

サンローラン、ニナリッチのオートクチュールを着こなした越路さんですが調べてみるとそれは1968年のリサイタルからの様、その前は様々なデザイナーさんの衣装を着ていました

晩年まで親交があったマイク真木さんのお父様、真木小太郎さん、最後の舞台は劇団民藝の方が担当したりしていますがロングリサイタルがはじまるまでのリサイタルはしばらくオートクチュール・ホソノというところが担当していたみたいです
日本はじめてのオートクチュールブティックみたい、お洒落な新しいものに目がない越路さんが飛びつかないわけがないですよね

その頃の衣装の特徴は肩を出して(これなんていうの?)上からスポッと被ってからだにぴったりのロングドレス 
肩紐あるものもありますがとにかく肩のラインを見せるものが多いです、そういえばサンローランになってもそういうの、多かったな
胸と大胸筋が張った歌手体系となった越路さんを更に大きく美しく見せるため、ってところがあるのかも
そして必ずキラキラ、サンローランになってからは生地自体に飾りとかデコラティブすることなくなって来ましたかこの頃は細かい細工が細かくたくさんされています、若いカラダにはこういうゴージャスが似合うなあ。。みたいな、あと後ろが長いものもあるなあ、ウエストのところはしっかりゴムが入って形を補強している

でもってなんでこんなところまで知っているかと云うと、実は三着当時越路さんが着ていらした衣装を譲り受けてしまったのですよ、ジャーン
演劇博物館はそれはそれは大切に保管なさっていますがあたしがいただいたものか思い出に、って感じのものです、でも勿論大興奮!守り神として鎮座して下さっておりますがここだけにあっても仕方ないのでいずれ皆さまにご覧いただける機会を設けたいなあと考えています
それはそれは素敵なのですよ、どうぞお楽しみに!その前に早稲田演劇博物館に是非ともお出掛けくださいね、ではー!

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