見出し画像

モチパールが好きなわけ。

先日、オーダー用のモチパール(淡水パールでお餅のようなカタチをしたものを勝手にそう呼んでいます。)をお送りして色味を見ていただいたお客さまから「淡水パールは、こんなにも色んなカタチや色があって、偶然できあがるのですか?それともカタチを予測して養殖しているのですか?」とご質問をいただきました。

最近では、星型やハート型の淡水パールも出回っています。それらは、その形状の核(カク)を貝に入れてカタチを形成しているのですが、このモチパールは、特に核をいれておらず、貝の種類でこのようなカタチになります。なかには、まん丸(球体)になるもの・俵型のものもあります。キレイな球体(真円)は、高価なものとして値付けされることもあるようです。

私がこのモチパールを好んで使うのは、
ボリューム感があるのにユニークで可愛いらしい雰囲気、何よりとっても縁起がよさそうなお餅っぽいカタチが気に入っているからです。それに加えて、見た目のボリューム感ほど高さはなく低く、デザインするにしても無理がない、着ける方にも高さが無い分、着けやすくて、使いやすい  ♪ そんなことから、このモチパールを気に入ってジュエリーをつくっています。

画像1

ジュエリーはとっても小さな世界なので、ちょっとした厚みや高さの違いで上質感がでたり、安っぽく見えたりします。その塩梅にちょうど良い使いやすさと華やかさがある、〝優れものモチパール″なのです。

淡水パールというと、安価に思われがちですが、これは核が無い分、真珠層も厚く「照り」もよく、本当に美しいです。あこや真珠や南洋真珠といった海の真珠も本当に素敵ですよね。海の真珠もいろいろな色と輝きがあって、大好きです。パールは本当に種類も個性もたくさんあって、その魅力は一言では言い尽くせません。ひとつ一ついろいろなパールやジュエリーの魅力をご紹介できたらと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?