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【『自分を責めず』に○○すべき】

今回は【『自分を責めず』に○○すべき】についてです。
前回の記事が思いのほか好評だったので今回は関連する内容をお話しします。
#前回の記事をお読みでない方は是非これを機にお読みください

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▼「自分を責めず」に原因を割り出すべき
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もしかするとちょっと誤解を生んでしまっているかもしれませんが、
「自分を責めない」は何も「完全に他責にして良い」という意味では有りません。

「“安易に”自分を責めない」という意味です。

前回の「朝目覚ましを止めて二度寝してしまった」例でいうと、

責めるべきは

二度寝の誘惑に負けて目覚ましを止めて再び眠りについたクズな自分

ではなく

「クズな自分」「起きるの苦手な自分」が悪いと簡単に片付けてしまい、「目覚ましアプリが強力でないからでは?」「寝る場所が悪いのでは?」等と失敗の原因を割り出そうとしない自分

です。

「思い通りの結果が得られない自分」をただただ責めるのではなく、「なぜ結果が得られないのか?」原因を割り出した方が良い。
ということですね。
#自分を責めず原因を割り出すべき

じゃあどうやって原因を割り出していくかを考えてみます。

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▼当てずっぽうにしない
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みなさんはニキビができた時にどんなことを考えますか?
#急にニキビの話

「昨日あぶらっこいもの食べたからだ。しばらく控えよう。」
「昨日化粧落とさなかったからだ。ちゃんと落とすようにしなきゃ。」
「やっぱり安物の化粧水じゃダメなのかな?高いやつに買い替えてみよう」
「最近寝不足だったからだ。睡眠時間増やさなきゃ。」

とかでしょうか。

ただ、コレって本当でしょうか。
本当に因果関係が有るって言えるでしょうか。

あぶらっこいもの食べても次の日ニキビできなかった日も有りますよね?
化粧落とさなくてもニキビできなかった日も有りますよね?
安い化粧水でも一昨日まではニキビできてなかったですよね?
寝不足でもニキビできない日有りましたよね?

"当てずっぽう"の”原因っぽく聞こえるもの”でしかなく、そこに因果関係が有るかどうかは確かめてみないとまだ分かりません。

“当てずっぽう”じゃあかんのです。

#長くなるので割愛しますがそもそも寝不足よりも寝すぎの方がニキビを生みますし化粧水こそがニキビの原因の可能性すらあります

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▼どうやって因果関係を確かめるか?
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対照実験ってご存知でしょうか。
#急に対照実験の話

科学の実験の時に"一つだけ"条件を変えて複数回実験を行い、「得られた結果の差はこの条件の差が原因だ」と因果関係を特定する。
この実験のことを「対照実験」といいます。

この考え方で因果関係が有るかを特定していきます。

僕は中国駐在をしていた時に、あごにニキビができてなかなか減らない時期が有りました。

最初は、「中華料理はあぶらっこいから?」「中国の水道水は汚いから?」と考え、あぶらっこい料理を控え、飲料水で洗顔をしたりしましたが、改善しませんでした。

振り返ってみれば、中華料理があぶらっぽいのも、中国の水道水が汚いのもその日に限った話では無いので、原因であるはずは無かったんですが。

試行錯誤を続けたある日、僕は「ニキビはあごにしかできていない」という事実に気づきます。
そこで、髭剃りに原因が有るのでは?と考え電動シェーバーを洗浄したところ、ピタリとニキビが止まりました。

この例でいうと、

「あぶらっこいものを控える」「飲料水で洗顔する」という条件の差が、「ニキビが治る」という結果の差を生まなかったことから、ニキビと「あぶらっこい食事」「洗顔に使用する水」に因果関係が無いことが分かります。

一方で、「電動シェーバーを清潔にする」という条件の差が、「ニキビが治る」という結果の差を生んだことから、ニキビと「電動シェーバーの清潔さ」に因果関係が有ったことが分かります。

もし、“当てずっぽう”でなんとなくニキビに効きそうなことに手を出し、

化粧水を高価なものにし
サプリメントを飲み
あぶらっこい食事を控え
お酒を控え

ということを同時に行って「ニキビが治る」という結果の差を得てしまった場合、どの条件がその結果の差を生んだのか分からず、すべてを継続せざるを得なくなります。

化粧水やサプリメントの購入に出費がかさみ、食事やお酒を楽しむことを我慢しなければなりません。
#化粧品業界やサプリメント業界のマーケティングの罠ですね

むしろそれならまだマシで、色々試したのに「ニキビがさらに悪化する」という結果の差を生み、そこでさらに"当てずっぽう"で
「この洗顔料が肌に合わないのかな、高いのにしてみよう」
「肌荒れに効く薬の効果が弱いのかな、処方してもらおう」
等とあらぬ方向に向かってしまうともう収拾がつきません。
#マーケティングの罠が深すぎる

具(つぶさ)に具に観察して原因を割り出しさえすれば、
本当は電動シェーバーを清潔に保つだけで解決できたのに。です。

毎度長くなってしまいますが、
結局何が言いたいかというと、

思い通りの結果が得られない時、「結果の差」を生む条件は何なのか?条件を少しずつ変えて対照実験を繰り返しながら原因を特定していく方が、「自分を責める」よりも早く思い通りの結果が得られると思いますよ。

というお話でした。

「記事を毎日更新する」という結果の差を生むために、「記事のクオリティを落とす」という悪魔の条件をギリギリのところで加えずに堪えた総一郎でした。

本日も楽しんでいきましょう♪

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