ベテランの罠

最近改めて意識していることが、歳を重ねれば重ねるほど、仕事のスピードと質を高めていけないと、成長意欲が旺盛で優秀な若者には勝てなくなるということです。

成長意欲が旺盛で優秀なメンバーは、ベテランに追いつけ追い越せとがむしゃらに学び、貪欲に吸収し、少しでも前に進もうという意欲がとにかく強いです。

その一方でベテラン勢は、ややもすると知的好奇心や情報に対するアンテナが下がりがちだったり、経験豊富な分成功事例も失敗事例もたくさん知っているから、難しい理由やアクションしない理由をいいも悪いも作ることができます。

新サービスを提案してきたメンバーに対して、「いやー、以前同じようなコンセプトの△△というサービスがあったんだけど、××という理由でうまくいかなかったんだよね。だからこのサービスも難しいんじゃないの?」という具合です。

また、ポジションが上がれば上がるほど、「任せる」ことを覚えますが、実は自分自身で明確なゴールイメージや考えを持たないでただ委ねる、つまり「任せる」ではなく「頼っている」ベテランが以外に多いものです。

知力や体力は30歳以降ピークアウトしていくので、そもそも現状を維持するだけでも人一倍努力が必要なのに、ここでサボってしまえばその人の能力は30歳台でピークアウトしてしまいます。

だから、ベテランであればあるほど若者以上に努力しないと成長しないし、経験が豊富な分、どうすれば事業を成功させることができるのかも若者より見えているはずです。

私も来年でついに40歳、改めて意識するとともに実践し、ベテランならではの大きな成果に繋げていきたいと思います。

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