持続させる仕組みを持つこと

ついつい頑張り過ぎて続かないことってよくあったりします。

昨日まであれだけダイエットに頑張っていた人が、急に暴飲暴食を始めたり。

誰よりも成果にコミットしていた人が急に会社に来なくなったり。

突然ぷつりと糸が切れる、意識が高い人ほど陥りがちなこの罠。

もちろん、その続かなかった経験は必ずや自分の糧になるので、次に活かすことができればよいのですが、 “持続させる仕組みを自分の中に持つこと” は、人生を通して高い山を登り続けていく上ではとても重要なスキルだと思います。

個人的には、

・義務ではなく、欲求で動ける目標にすること

・いきなり大きな目標を設計せず、小さな目標達成を連続的に積み重ねていくこと

・適宜休みを入れること

あたりが持続させる上で重要だと感じているのですが、経営についても同じで、 “持続させる仕組みを組織の中に持たせること” がとても重要だと思っています。

ビジョンに関して言えば、単にビジョンを掲げるだけではなく、メンバー全員が心から共感できるビジョンを設計することで、ビジョンが組織の中を自走する状況を創ることが大切だと思いますし、戦略策定に関して言えば、都度都度ミーティングで決めるのではなく、メンバーが状況によって適切に対応できる “組織としての判断軸” を持たせる方が、持続的な企業価値の向上を実現する上ではおそらく有効なんだと思います。

銀行員、ベンチャーキャピタリストと約20年の間、たくさんの経営者にお会いしているので、過去にお会いしたことのある経営者のその後の状況をお聞きする機会がよくあるのですが、長期的なスパンで事業を大きく伸ばされている経営者は、 “持続させる仕組みを自分の中に持つこと” “持続させる仕組みを組織の中に持たせること” を実践されている方が多い気がします。

言うは易く行うは難しなのですが、個人的にも意識的に実践していきたいと思います。

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