自分の歴史を音楽と振り返る①1986-91

ただ自分の過去を振り返って重くなるだけだと自分のカラーに合わないので、音楽と共に思い出してみようという企画です。今回は1986〜91年頃(小2〜小6)です。自分史のためところどころ重いところがあるのでお気をつけください。


〜学園ドラマとともに〜
田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」
小泉今日子「学園天国」

ちょうどこの頃、「教師びんびん物語」(Ⅱの梶芽衣子が迫力あった)、「愛しあってるかい!」などの学園ドラマが多く、こんな先生がいたらいいなあと思っていた。先生といえば、小3の時の担任は長渕剛ファンで、何かとあると無理やり「乾杯」を歌わされた。音楽の授業で、修了式で、運動会で。歌詞の意味も知らずに。

〜ベストテンに夜ヒットに〜
Wink「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」
プリンセス・プリンセス「世界でいちばん熱い夏」
工藤静香「恋一夜」
浜田麻里「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」

この頃、テレビの「ザ・ベストテン」「夜のヒットスタジオ」にハマってたソウ少年。特に好きだったのがWinkと工藤静香。ちなみに相田翔子派だった。プリプリは「Diamonds」よりも「世界で〜」がイントロからバンドサウンド的な感じがして好き。浜田麻里はとても耳に残っている。サブタイトルの意味はわからなかったが。

音楽がどんどん好きになったソウ少年、小4で吹奏楽のクラブに入る。しかし周りに男子は0。だからなのか、上級生の3人組の女子にいじめられたりパシリに行かされた。それがきっかけで「音楽のクラブ=女子が多い=いじめられる」と頭に叩き込まれることになる。好きだけど我慢しなくては行けなかったのは今思うとかなりつらかったなあ。それに女子が怖いと思ったのはこのせいかもしれない。

小4ではもう一つ大きな出来事がある。それは塾に行かされたということだ。それまでもスイミングや英会話などの習い事を嫌々行かされていたけれど、塾はその最たるものだった。やらないと怒鳴られる、間違えると怒鳴られる、そしていい点とったら褒められる。その繰り返しによって、遊ばずに勉強する事に疑いを持たない生活が出来上がった。勉強は割とできた方で、それで恨まれて教室に一人閉じ込められて鍵かけられたこともあったなあ。行き帰りの地下鉄の中では下向いていつも宿題と予習をしていた。

また、この頃だろうか、嘔吐恐怖があった。おそらく親戚との集まりで食べすぎたことが最初のきっかけ。
小学生あるあるだが、若いと三半規管が未発達で、人によってはバスなどで酔いやすい。実は自分はそんなに弱くはないはずなのだが、周りが酔っていく様を見ているのがしんどかった。そしてそれは「自分もそうなるんじゃないか」という予期不安になりどんどん具合が悪くなる。だから遠足や社会科見学は大嫌いだった。

小6の夏休みに塾の勉強合宿があった。行きのバスは大丈夫だったが、帰りは塾のプレッシャーがたまってたからか、バス中にかなり具合が悪くなり、恥ずかしながら「お母さん助けて…!」と泣きながらとてもぐったりしてしまった。おそらくこの頃には、もう心身のバランスが限界に達していたのだろう。これが小6の秋に決定的な形となってしまうが、それはまた別の時に書くことにする。

〜やまかつ、知ってますか?〜
KAN「愛は勝つ」
永井真理子「ZUTTO」

塾が終わって家に戻ってくると終わっててなかなか見れなかったのが「邦ちゃんのやまだかつてないTV」。プロ野球中継とかで延長した時にだけ見れたのがうれしくてたまらなかった。番組内で流れてて、当時の自分を励ましてくれるような歌がやっぱりKANであり、永井真理子だった。確かオープニング映像が、レギュラー6名が車?に乗って1位を争うってやつだったはず。レギュラーが山田邦子、渡辺徹、森口博子、関根勤、ラッキー池田など。1位の予想をするのがとても楽しかったなあ。

〜Mステの始まり〜
中森明菜「二人静 -「天河伝説殺人事件」より」

Mステが始まったのは1986年。Mステは金曜20時からで、金曜は塾で見れなかったけど、当時の記憶では何故かこの歌が一番記憶にある。中森明菜はマッチとのことがあって休養して(この辺はあまり覚えていない)「Dear Friend」で復活したら麦わら帽子+小麦色の肌になってて幼心にも無理してるなあ感が伝わった。そのちょっと後に出したのがこの曲。「難破船」と近いおどろおどろしい雰囲気。でもこちらの方が和テイストがあって上品な感じがして、彼女の曲の中で一番好きだ。

〜音楽・夢コレクション、知ってますか?〜
小泉今日子「木枯らしに抱かれて」

「音楽・夢コレクション」というテレビ番組を知っている人がいたら相当マニアックだろう。NHKで1989ー1990年頃に放映されていた音楽系バラエティ番組。司会が由紀さおりと松尾貴史。レギュラーの島田歌穂、森久美子、中島啓江とセミレギュラーの藤田朋子、森川由加里などがカバー曲を歌ったり音楽の講義をしたりミニコント?をしたり手品コーナーがあったり。ゲストが意外と豪華で和田アキ子、高橋真梨子、佐藤しのぶ、谷村新司、沢田研二、チェッカーズなど。

先述の通り受験まっしぐらだったうちではテレビ番組も規制されていた。「もう誰も愛さない」なんかはどうにかこっそり見ていた。その中でこの番組は親も「いい番組ね」と言っていた。色々なコーナーがあるのも、1つの番組でたくさん楽しめるから自分に合っていたんだと思う。その中で秀逸だったのが「木枯らしに抱かれて」のカバー。こちらを知ってから原曲を知った。どちらも切なくて好きです。


ということで、自分の歴史を当時の歌と共に少し振り返ってみました。
いい感じだったら次も書いてみようと思います!

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