右サイドバックの帝王

1軍の女子が苦手だ。

といいつつも、知り合い?友達?には何人か対象者がいる。
彼女達と対面でお話しするのは普通に楽しいのだが、
『インスタやってる?』と聞かれて1軍の圧に負けて「アッ、ヤッテルヨ」と答えて相互フォローになってしまったら地獄の始まり。

彼女達の華やかで煌びやかなストーリーが毎日毎日と目に入ってくるからだ。

最初は《1軍の女子でも俺に興味もってくれるんだ嬉しいゲヘヘ》と思っていた。その自分を殴りたい。

いざ相互フォローになると心の底から思う。
ああ、彼女達とは一生馴染める気がしねぇ、と。

仮にデートに行くことになっても、私は彼女達がUPしているようなオシャレなお店は知らない。
ファッションにお金もかけていない。
インカメで写真撮られても苦笑いしかできない。

ああ、辛い。いやだ。行きたくない。怖い。
キラキラして充実した投稿なんか見たくない。

私なんか、毎日radikoのタイムフリーで深夜ラジオを聴きながらニヤニヤしている。
オシャレな名前のメニューを口にして頼めず、指差しで「アッ、コレクダサイ」と言っている。
大人数の飲み会では緊張で飯が食えない。

そんな自分には荷が重すぎる。
彼女達は別に自分とご飯に行きたいなんて思ってないこともわかっている。

けどダメなんだ。胸の奥が苦しくなる。

対処法として、全員そっっとミュートにしている。
本当に申し訳ないのだが。

本当はこういうことを飲みながら話したいのだが、そんな深い友人もいないし、もし話したら友達全員いなくなると思う。

インスタはとてもじゃないがNG。
Twitterでは文字数が足りない。

ああ、noteは素晴らしい。

2軍男子は、自分を守る力は強いのだ。
サッカーの授業でもナチュラルにディフェンスのポジションになるし。

例の彼女達には、私のことを内田篤人と呼んで欲しい。

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