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運命の出会い〜ギター編4〜

クラスのお楽しみ会でギターを弾いた鐘己少年。
楽しかったようで、自宅でもギターを弾いていた。それを見た母の珠江(たまえ)さんは、「ギターに興味があるなら習わせよう!」と思ったそう。
珠江さんは、息子に色々と経験させたいと考えるアクティブな母親。
冴沢氏に珠江さんの人となりを聞くと「典型的な射手座さん」と返ってきたので、気になった方は、射手座の性格を調べてみて欲しい。そんな珠江さんに育てられたからこそ、今の冴沢鐘己があると言っても過言ではないのである。

そんなわけで、近所にあった楽器屋さんに紹介してもらったギターの先生に会いに行く。先生の名前は、中田先生。先生曰く「本当は、小学生は手が小さいから生徒をとらないんやけど、君はカラが大きいから、いけそうやし、ええよ。」と。無事にギターを習いに行くことになった鐘己少年は、毎週、30分弱の道のりを自転車で通うことになったのである。
その当時は、まだ背負うタイプのギターケースがなかったので、珠江さんが背負えるように市販のギターケースを工夫して作ってくれた。
ギターを背負って自転車に乗る姿は、憧れのキカイダーのジローのそれそのものだった。

次回は、ギターを習い始めた鐘己少年の始めて弾いた曲をご紹介。

※冴沢鐘己以外の登場人物名は仮称です。


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