運命の出会い〜ギター編1〜
小学2年生のある日、鐘己少年は、おじさんの車に乗せてもらった。おじさんといっても、まだ20代だっただろうか。
その当時のカーステは、8トラックカセットだった。何才くらいまでのひとが、イメージ出来るだろう。ファミコンのカセットのような音楽ソフトと言えば、分かる世代は広がるかもしれないが、それも分からないと言われてしまうと……もう打つ手はない。
閑話休題
さて、その件の8トラカセットは、布施明のアルバムだった。その一曲目に収録されていたのが「積木の部屋」で、鐘己少年はこの曲が気に入りすぎてしまい、おじさんの車に乗るたびに流してもらっていた。
歌謡曲との出会い。
これが、この後の冴沢鐘己の人生を語るには、外せないキーワードだ。
ギターと出会うのは、まだもう少し先になるのだが、お付き合い願いたい。
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