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個人的メモ⑤やっちゃえ、おまいら

賞に向けて連作を作ること、句会に向けて単作を作ること、天王星賞の選考でたくさんの句を読むこと、句会や雑誌で単作や連作を読むこと、これらの機会が増えて、作品としての刺激を常に受けていて、満足の行く俳句的生活を過ごしているように感じていたが、どうやら深層心理は満足していないらしい。何か、刺激的な企画が欲しい、何かないか、と考えた時にふと、読んでいた本で「巌流島の戦い」について言及されていた。

これだ。“巌流島”だ。

そこである句会の形式が浮かんだ。「巌流島式句会」。簡単に言えば、1VS1の連作合評会である。テーマや句数は各々が決めるとして、数日かけて連作を編み、数日かけてお互いの連作を読み、最終的に相手の連作の「詰の甘さ」を衝く。お互いに出尽くした頃合を見て、(勝敗の概念は付けられるかもしれないがあえて勝敗をつけずに)「詰の甘さ」のもとになっているのはどういうところなのか、というのをお互い考えあったり、読みにおける「詰の甘さ」も指摘しあっていくというものである。

「決闘」というのではないかもしれないが、「相克」的な意味合いを持つこの企画、いつか僕自身が実践して、後日談を記したいと思う。やっちゃえ、爽風。

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