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大阪杯全頭診断

〇キラーアビリティ

ホープフルsを勝った当馬だが皐月賞では見せ場なく13着。ダービーでは6着も1~4着とは力差歴然だった。
アルゼンチン共和国杯でも大したメンバーではない中、見せ場なしの8着、中日新聞杯は勝ったとは言えイン有利馬場で1枠から
立ち回れ、下した相手も大したことない。
唯一プログノーシスだけ足を完全に余して強い内容だった。
以上のことを踏まえて前走の京都記念も軽視していたが、4角で同じような位置にいたプラダリア、マテンロウレオに離され、
キングオブドラゴンすら交わせなかった。

明らかに今回のメンバーでは力が足りない。消し。

〇ジェラルディーナ

オールカマーは極端なイン前バイアスに恵まれての勝利。エリザベス女王杯は逆に外有利バイアスで外を回しての勝利とバイアスに
恵まれたことは確かで、有馬記念は出遅れながらも3着と立派だが、その後のポルドグフーシュなどを見てもイクイノックスだけ
抜けていたレースでほかはどうなの?といった感じなメンツだった。
覚醒はしてそうだけど、冷静に見るとそこまで評価していいのか疑問は残る。
更に前走も控えて結果が出てる分、今回出していくとは思えず、大阪杯の好走パターンには当てはまらなさそう。(大阪杯はイン前好位にいるのが
好走条件)
あまり人気するなら1つ評価を下げるのも手か。

〇ジャックドール

こちらは逆に近走うまくいかないレースが続く。前走の香港はゲートで入れ込みスタートもよくなくいつものポジションをとれなかった。
天皇賞秋はパンサラッサ以外はスローペースになり、2番手以下は苦手な瞬発力勝負になってしまい持ち前を活かせず4着。しかしイクイノックス
より2キロ斤量を背負っての0,3差。前に行った中ではよく来ており面子的にも評価できる内容だったし、乗り方一つでは2着まではあったと思える
内容だった。
札幌記念でもパンサラッサを競り落としており、ウインマリリンやソダシにも先着と強いレース。

今回の舞台は前に行くジャックドールに有利になりそうだし、同型脚質もおらずめぐまれそう。鞍上の武豊も心強い。
◎候補。

〇スターズオンアース

秋華賞は出遅れてしまい猛追したが0,1差の3着までだったが、実質三冠馬みたいのもの。スタニングローズは中山記念通用せず、ナミュールはウインカーネリアン
を交わせずと世代レベルが怪しくなってきたが、この馬は世代でも抜けている分そのあたりの評価が難しいところ。
ただ後ろから行く分やはり大阪杯に舞台はそこまであってるとは思えず、更に怪我明けと減点したいところはある。
人気になる分評価は少し下げるのが妥当か。

〇ダノンザキッド

この馬の中山イップスは再三取り上げているが、中山以外でのパフォーマンスはかなり高い。前走はその中山なんで度外視。2走前の香港カップは
勝った馬は歴史的名馬なので負けて仕方なし。それ以外のメンバーには完勝している。
マイルcsは外が有利になっていたバイアス味方に外差したセリフォスの末脚に屈したが、狭いところを割ってソダシを競り落としての2着は内容もいい。
頭を取り切れるイメージは沸かないが、今の人気なら連候補に挙げて全然いい。

〇ノースザワールド

ご存知、必ず何かいて3勝クラス勝ちあがれないマンですが遂に先日勝ち上がりいきなりこのレースに出てきた当馬。
流石に大外枠だし、その何か(ピンハイ、エピファニー、アールド)より弱い馬がこのメンツ相手に馬券圏内は無理じゃないだろうか。
opクラスに出たときに買うかな程度。軽視。

〇ノースブリッジ

以前にも指摘したが、

注目したのが大敗した2022天皇賞秋と2021セントライト記念。
まずセントライト記念の1コーナーのパトロールビデオを見てほしいのだが、逃げたノースブリッジだが外から他馬に来られて抜かれたとき頭を振っていやがるそぶりを見せ
ズルズルポジションを下げてしまった。ここで終戦。
天皇賞もスタートした後バビットに来られて同じしぐさで嫌がっており、この馬外からかぶされるの極端に嫌がるのではないか。

今回ジャックドールより内側に入ったため、スタートしてから被され気味で前に進んでいくはずでその時同じ癖を出してポジションを下げないか不安が残る。。

前走のajccは無理にいかず馬なり好位を進み、直線は空いたところをぶっちぎる強いレースだった。ただメンツはそこまで強くなかっただけに2枚ほど
強くなるレースでどうか。

天皇賞秋を物差しにすると、ジャックドールとは2枚、マリアエレーナより少し劣るかくらいの能力か?

前述した面がでなければ、コース的にも枠的にも好位前で進められそうで恵まれる可能性が高いので人気がなければ注目したい一頭。

〇候補。

〇ヒシイグアス

個人的に大好きな馬w
2021年の天皇賞秋はハイレベルなメンバー相手に5着。香港カップではあのラブズオンリーユーとほぼ互角の2着。海外帰りの大阪杯こそ物足りない
4着だったが、続く宝塚記念では超強かったタイトルホルダーに屈指はしたがデアリングタクトやディープポンドなどはねじ伏せており強さを示した。

長期休養明けの前走はシュネルやイルーシブパンサーがふりを受けてそれがなければわからなかったとはいえ、外から伸びて完勝した。
スタートも悪くなく、無理せずに前目のいいポジションをとれそうで、阪神2000mも合いそう。

ただ、外目の枠に入ってしまったのが少し痛く、レース展開や、ポジション、並びがどのあたりになるかを考えながら順列をつけなければならない。
能力的には間違いなく1,2を争うレベル。

◎候補。

〇ヒンドゥタイムズ

前走泥んこ馬場の小倉大賞典を勝ったとはいえ、2着にダートへ行ったり迷走しているカテドラルに迫られ、3着もバジオウと評価はできないレース。

今回と同じ舞台のチャレンジcも後ろ2番手をぽつんと気分よく運べて、さらに外差しが決まり始めていた馬場で外から追い込んでこのメンツで6着。
普通に考えれば2.3枚レベルが上がる今回、圏内には来れないのでは。消し。

〇ポタジェ

去年の大阪杯はジャックドールが沈んで4番手あたりを進んでのごっつぁんゴール。レースごとにパフォーマンスを落とし、最近は好位につけるのも難しく
なってきた。もうピークアウトしている。消し。

〇モズベッロ

雨。もう雨を祈ってください。雨が降れば8枚は格が上がる。

結論、雨。

〇ワンダフルタウン

能力足りない。消し。

〇ヴェルトライゼンデ

前走の日経新春杯はキングオブドラゴンが2着に粘るくらいの前残りレースを好位から差し切った。3着のプラダリアと同じ足だったし少し物足りない
レースだった一方で、トップハンデの59キロで勝ち切ったことは一定の評価は必要。

jcは近年稀にみる低レベル戦で、3着ではあるが額面通りの評価は禁物。若干ピークアウトしてるシャフリヤールにも負けている。

オールカマーはイン前バイアスで大外をぶん回して7着は仕方がないが、デアリングタクトには差された。

コントレイル世代の№3であるが低レベル世代。

人気どころではマイナス評価をしようとしていたがいい枠に入りある程度前目の好位を進めそうで、一定のマークは必要か。
鞍上が絶好調な川田なのも心強すぎ。

〇マテンロウレオ

中山金杯は絶不調のラーグルフに負けて、アラタあたりにも負けてるあたり力が足りない。中日新聞杯は遅い流れを前目で運ぶも、キラーアビリティ
ごときに差されたあたり、これも力不足に映る。

前走の京都記念では勝負どころの3,4コーナーでみんなが仕掛けたところを死んだふりをし、直線に入ってから追い出す着拾いが見事にはまり
2着。それでもプラダリアをやっと交わした程度で、このメンバーに入ると見劣りする。

△までか。

〇ラーグルフ

絶不調と言われていた中山金杯を勝利。メンツは大した事ないが勝ち切ったのは評価できる。

前走の中山記念は内にいたイルーシブパンサーとシュネルが不利を受けてなかったら2着でこれたかは怪しいが、内有利バイアスを大外から
差しての二着も評価には値する。

一方で、強い4歳世代とは言えクラシックの成績を鑑みるに2軍的なポジション、能力なのは否めず弥生賞11着、皐月賞8着、セントライト5着
と一線級との成績はやはり著しくない。

今回のメンバーでは強くは押せないが、人気がなければ抑え、3列目候補か。

以上を踏まえ能力の序列は

レベル5  ヒシイグアス ジャックドール スターズオンアース

レベル4 ジェラルディーナ ダノンザキッド ヴェルトライゼンテ マリアエレーナ

レベル3 ノースブリッジ マテンロウレオ キラーアビリティ ラーグルフ

レベル2 ポタジェ ヒンドゥタイム ノースザワールド 

レベル1 ワンダフルタウン モズベッロ

ここからオッズと実力の剝離があり、妙味がある馬を狙おうと思う。
更に枠の並びと展開、適正で細かなしるしの上げ下げを行い、レースまでのバイアスを見て最終結論を出す。

現時点での印(土曜日23時時点)

◎ジャックドール
〇ヒシイグアス
▲マリアエレーナ
△ダノンザキッド、ヴェルトライゼンテ、ラーグルフ

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