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処女作について

本当の意味の処女作ではないのかもですが、今のスタイルで初めて自分の曲として作成した曲がtanabataという曲になります。

その頃imacを購入し、オーディオインターフェースをハードオフの青箱から激安で拾ってきてgaragebandってソフトで録音出来るんだって心を躍らせたのもつかの間、dawソフトの難解さに、もうヤダ無理死にたい的な気持ちになっていました。

ある七夕の日、大雨が降っていたんですよね、ものすごい。丁度その頃、大学の研究が佳境を迎えていてよく一人でファミレスで晩飯食いつつ休憩みたいな事をしていた訳です。まぁその日も例のごとくそのファミレスに行く訳なんですけども、人間的な欠落があるのか大体傘とかそういうものを重要な時程持ち合わせていなくて。

大事なとこまでびっちゃびちゃですよね。

そんな悲惨な状態でファミレスに一人で入店したら友達が彼女といて。きゃっきゃしてて。目が合った瞬間、その彼女、自分と全然面識無いのに、

うわぁ。

って言ったんです。凄くアレな目で。

その後味のしない納豆定食食べました。

その気持ちを曲にしたくて、わかんないgaragebandに悲しみを叩き付けて初期衝動のみできた曲がtanabataなんです。

とまぁ、それはおいておいて、音とかへっぽこなんですが今聴いてもやっぱり自分の原点はここなのかなぁって思うような曲構成だったりします。アルペジオの絡み合い、静への転換、轟音パート(音的に全然物足りないですけど)にリードフレーズ。

どんどん作っているうちにマスロックっぽいのとかに傾倒していってる節もありますけど、一度振り返って自分はこういうことがやりたくて録音はじめたんだって再確認してみるのもいいなあって思いながら聴いてみています。

音楽やっている皆さんも是非処女作聴いて足ばたつかせつつも、自分のやりたかったことを思い出して、ノスタルジックな気分に浸ってみてはいかがでしょうか。

近いうち録り直ししたいなあ。

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