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エリナスの体内について[原神]

エリナスの体内が、しっかりと臓器ごとに分かれているという考察になります。

エリナスの体内

胃…「さみしい場所」
心臓…「とてもあたたかい場所」
肝臓…「とても明るい場所」
小腸…メリュジーヌの村

飲み込んだものが、食道を通って
胃である「さみしい場所」に入ってきます。

赤い矢印が口から胃へのルート

胃にはエリナスが飲み込んだ稲妻の船や、フォンテーヌの鉄甲の船が存在しています。
胃液が食べたものを溶かすように、
虫を食べて溶かす食虫植物のサラセニアっぽいものが生えています。

食べたものは胃で吸収されやすい形に変えられて肝臓で貯蔵します。

肝臓に当たる部分が「とても明るい場所」。
液体のようなものが固まっていますが、これは本来エリナスの胆汁だと思います。
胆汁は本来、黄褐色であり、原神内でも同じ色で表されています。

また、一番わかりやすいのは、エリナスの「とてもあたたかい場所」です。

形を見たらすぐに心臓だと分かると思います。

メリュジーヌが住んでいるところは、尻尾のすぐ近くなので、エリナスの小腸もしくは大腸だと思われます。

メリュジーヌたちは「しるし」と呼ばれる機械系のパーツとともに生まれます。メリュジーヌの性格に合わせたしるしを持っているようです。

これは推測ですが、メリュジーヌが持つ「しるし」は、昔エリナスの体内で起きた争いの際に置いて行かれたものだと思われます。

たくさんの人がいて、そこには原始の水の精霊が一体と、すごく大勢の鋼鉄の動物たちがいた。それがワタシの体の中に入ったの。
で、ワタシは最初こう思ったー彼らはあの二人と同じで、探検をして、血を集めに来たのかなって。人が来てくれてすごく嬉しかった…けど、最後はお互いにケンカを始めちゃってね。
しかも、最後に爆発を起こした人がいてね。とても恐ろしい衝撃に襲われたの。たくさんの人が死んで、鋼鉄の動物たちも死んでしまった。そして、生き残った人は離れていって、ここはまた静かになったんだ。

たくさん、たくさんの尖った欠片が、その衝撃でワタシの体に刺さった。でもその後、それらの傷口から、砕けた肉片から、小さな生命が生まれたの。

ドゥリンもそうですが、龍の血は不思議な力を持っており、死んだものに命を与えることがあります。

もしかしたら、メリュジーヌも何かの生まれ変わりなのかもしれません。

そしてメリュジーヌはエリナスの血肉から生まれるからか、ブリーチャープリムスに攻撃されません。

このブリーチャープリムス、実は白血球の中の好中球に見た目が似ており、体内に侵入してきたウイルスを退治する好中球と、やっていることが非常に似ています。

エリナスの任務で説明がありましたが、どうやらブリーチャープリムスはエリナスの細胞で体内の有害なものを排除するようなんです。

エリナスの体の一部とみなされたメリュジーヌはウイルスではないけれど、他のものはエリナスからするとウイルスということでしょうか。

エリナスの骨は、死後少しずつ本来の位置からずれていき、広域に広がっていますが、内臓は少しだけ移動しつつも、骨に比べるとほぼそのままの位置を維持して結晶化しているようです。

あくまでもそれぞれの位置は私の考察です。
エリナスの体内を歩く時の、注目ポイントとして楽しんでください。

余談・鉄皮の子爵

エリナスの肝臓のすぐ近くの位置に灼熱の洞窟があり、そこに鉄皮の子爵がいます。

この洞窟には、エリナスの肝臓の胆汁と同じものらしき鉱物が存在します。

鉄皮の子爵の近くの鉱石①
鉄皮の子爵の近くの鉱石② 植生も一致しています。

この鉄皮の子爵Iron Viscountは
ナポレオンをかの有名なワーテルローの戦いで破った、鉄の公爵(Iron Duke)と呼ばれるアーサー・ウェルズリーがモチーフだと思われます。

イギリスで最も偉大な将軍とも言われる人です。

ちなみに、彼の呼び名をつけたアイアン・デューク(鉄の公爵)という戦艦もあります。

これは仮説ですが、フォンテーヌの水生生物の中には、昔死んだ人が変化した生き物がいるように思います。

エリナスの体内には、フォンテーヌ艦隊の白い鉄甲の船が飲み込まれており、
鉄皮の子爵もエリナスに飲み込まれて胆汁で溶かされそうになったところ、魔物に変化したのではないでしょうか。

特に重甲ヤドカニのような、ヤドカニ系の魔獣は、その習性からかつて軍人や武人だったのかもしれないと思ったり…。

余談2・エリナスと戦った艦隊

フォンテーヌの艦隊の海軍司令であり、水仙十字院の副院長でもあったバザル・エルトン。

バザル・エルトンが乗った船「スポンジアン号」は、スポンシアヌスというローマの皇帝(を勝手に名乗っていた人)をモチーフにしています。
この皇帝は存在を疑われるほど歴史に名前が出てきません。

ずっと誰かが偽造した存在だと言われていましたが、
2022年の研究の結果、本当にいたという風に報じられています。🔗BBCニュース

自分でローマ皇帝を名乗っていた(僭称していた)人物だと言われています。内実は伴っておらず、歴史的にもローマ皇帝として認められていません。

ダキア属州(ルーマニアあたり)の軍司令官程度の身分だったそうです。

このスポンシアヌスに関しては、2022年やっと研究に進捗があったように、実在したかどうか、今も研究者の間で意見が分かれています。

世界任務で、そのスポンシアヌスをモチーフとしたスポンジアン号が、エリナスに飲み込まれたかのような記述があります。

エリナス内部には稲妻の船の他に、フォンテーヌの船もあるので、それかもしれません。

また、アメリカの小説家・ラヴクラフト『白い帆船』に出てくるバザル・エルトンは、理想の楽園カトゥリアを目指して出航しました。しかし、結局辿り着けず海に飲み込まれます。

原神では先述した通り、海軍司令バザル・エルトンが乗った船として、白い船・スポンジアン号が出てきています。^_^

深淵海獣の群れが海軍のいくつかの船に近づいてきて、大ダメージを受け、エリナスをスポンジアン号が追跡するも、壊滅に追い込まれます。

原作では辿り着けなかったけど、
原神ではアレンジして、ちゃんとカチュリヤ仙境国土に辿り着いて、帰ってくる途中で沈んだようです。


※今回の話はXにて先行公開していたものを、再編(加筆修正)しました。普段モチーフ考察はXにて投稿していますが、これからnoteにもまとめていこうと思います。(Hanaの🔗Xアカウント)

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