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ソフトバンクロボティクス ウェビナーレポート:年間経費1/2に圧縮!新しいオフィス清掃のあり方

ソフトバンクロボティクスが開催するオンラインセミナー=ウェビナーでは、清掃に関する最前線の情報をお届けしています。

第3回となる今回は、「合同会社DMM.com」の総務部 部長の高橋様にゲストとしてお越しいただきました。デジタルコンテンツ配信事業を始めとして40以上のサービスを展開しており、CMなどでご覧になる方も多い企業かと思います。

以前、ソフトバンクロボティクスWEBに掲載中の導入事例紹介でも、高橋様にはお話を伺いました。

WEB版のインタビューは以下からご覧いただけます。

それから1ヵ月ほど経過した今回のウェビナーでは、新しい発見についてもお話しくださいましたので、今回はその内容をレポートしていきます!

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コロナ禍でオフィス清掃が大きく変化

今回なぜDMM.comの方をゲストとしてお招きしたのか?それは、アフターコロナの新しいオフィス清掃を行っているからです。

新型コロナウイルスの影響で、多くの企業がテレワークを導入しました。個人的に、テレワークの一番のメリットは通勤時間がないことですね!一方で運動不足が顕著に現れるというデメリットもありますが…。

さて、外出自粛が始まって半年ほど経ちましたが、テレワークが定着してきた企業も多いかと思います。自宅の仕事環境を整えることが大変、など自宅のほうに目が行きがちですが、オフィスのほうはどうでしょうか?冷静になって考えてみると、人がほとんどいないオフィスはオーバースペックといいますか、持て余している気がしますよね。

そんな考えにいち早く対応した企業が、DMM.comでした。そこから導入まではソフトバンクロボティクスWEBでご覧ください!

トピックス①:清掃を見直すきっかけは?

コロナの影響で出社を抑制し、2%まで低下したことが大きな理由です。これまでは多くの人が集まっていたスペースも、閑散とした場所になりました。

Before

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After

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そんなとき、清掃って人がいないのにやるんだっけと素朴に思ったことが、内製化へ踏み切るきっかけでした。確かに、人がいなければゴミや汚れが減るのは道理ですよね…。

接触を避ける観点からも、ロボットが有効だと考えるようになったそうです。

トピックス②:どのように交渉を進めたのか?

しかし、清掃の内製化を実現するためにはビル側との交渉が必要です。
DMM.comの場合、交渉は以下4ステップで行われました。

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「早い時期からの打診」というのは、実はコロナ禍の半年ほど前に、一度ビル側に清掃の内製化を話していました。そのときは保留となりましたが、早くからそういった打診をしていたことで、「内製化したいと考えている」という意思は伝わっていました。

「強い主張」とは、今回のコロナ禍で社内に人がいないことをしっかり伝えたということです。その部分が合意形成できないと、次のステップに進むことはできません。

「社内ルール変更の姿勢」は、清掃の内製化に関してしっかりとした展望を持ったうえで交渉している、ということを裏付けるためのものです。
こういった話は一度は断られたり暗礁に乗り上げることがあるかもしれませんが、最後はやはり「諦めないハート」で交渉を続けることが重要です。

トピックス③:どのような効果が生まれたのか?

今回Whizを導入し、運用したことで見えてきた効果は以下のようなものがあったそうです。

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会社に対してはコストメリット。タイトルにもあるように、年間経費が1/2に圧縮できる見込みです。

そして清掃を担当する社員にとっては業務効率向上です。Whizなしに全てを社員が清掃するとなると、それ以外の業務ができなくなってしまいます。そのような意味でも、Whizは業務効率に寄与しています。

3つ目が、社員のエンゲージメント向上です。Whizという新しいロボットが社内にいることで興味を持って面白がったり会話が生まれたりします。

編集後記

最近はデジタルトランスフォーメーションという話をよく耳にします。ITを活用することで生活を豊かにするという取り組みですが、最新技術を取り入れれば良いというわけではありません。

今回のウェビナーで高橋様は「検証をしている最中」「今後こういったことを考えている」と、よく口にされていました。
これはとても重要なことです。

やはりまだロボットは完全に万能ではありませんので、「ロボットを導入して終わり!」ではなく、その場所において何が最善かを常に考え続けることが必要です。

私たちもお客様へのサポートにおいてこういった考え方を強く意識するべきだと感じたウェビナーでした。

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著者プロフィール

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岡田 亮
ソフトバンクロボティクス プロジェクト推進本部

AI清掃ロボット「Whiz」事業開発部所属。2020年2月にソフトバンクロボティクスに参画し、現職に。前職は旅行ガイドブックの編集者として図書制作や営業企画に従事。その経歴を活かして、現在は導入事例の取材や記事制作を担当している。