終身雇用が守れないだと?じゃあキサマが辞めるんだな!

・無能を弑することから始めよう

日本の経営層というのは往々にして無能が多い。
サラリーマン社長が多いからだ。そういう人々はだいたいリーダーシップを持っていない。
現場を知らない文系出身者も多い。営業上がりだったり、数字に身近でなかったり、自社についての認識が偏っているタイプの人だ。そういう人々はだいたい自社で何が起こっているのか理解していない。問題の本質を理解できない。

無能な、文系の、サラリーマン社長が企業を潰している。
数字を理解できない。グラフが読めないから視覚効果にすぐ騙される。語感や言葉の響きにイメージを引っ張られ、実際の問題や長期的な展望が見えていない。
もう一度言う。
無能な、文系の、サラリーマン社長が企業を潰している。

企業を潰しているということはすなわち労働者の財布の中身をくすねているということだ。


・自己防衛?自己責任?それも大事だけど、違うよな。

さて我々労働者は何をすべきか。
こういう話題になると「むしろ終身雇用が異常だった。これからは自己責任、自己防衛の時代」と言う人が現れるだろう。
まあそうだよね。その姿勢は大事。
でもそれが難しい人々というのも存在する。世の中には一定数の「できない人々」が存在する。自己責任論や自己防衛t論は大事なのだが、それができない人はどうする?切り捨てて見殺しにするのか?
自己責任論や自己防衛論は『力によるヒエラルキー支配』支持者だと思う。自分は弱者じゃないと思っている。
でも実際に自分が弱者の立場に置かれたら…?
起業するも事業がうまく行かず借金を抱えたら?
父親や母親、兄弟、あるいはその全てが同タイミングで難病を患ったら?
自分自身が事故に会ったら?
そうなっても自己防衛論、自己責任論を唱え続けられるだろうか?

答えは明白であろう。Noだ。

命題に立ち返ろう。無能な指導者にって船が沈み行くことを自覚したとき、労働者である我々は何をすべきか?


・無能を弑することが必要なのではなかろうか。

「いやー、でもサラリーマンでそれをやるの難しくないッスか」
という声が上がるだろう。
その通りである。難しいのである。

草の根でできることがある。①風評 と ②無言の圧力、そして ③サボタージュだ。
(サボタージュ…労働組合の争議戦術の一つ。職場にはつくが、仕事の能率を下げて経営者に損をさせ、紛争の解決を迫る方法。怠業。サボ。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5-511885 )

①風評
あいつは無能、とみんなで仲良くおしゃべりするだけ。簡単。
空気は流れになり、風となる。即ち風評は社内の意見にもなる。
難しいのはちゃんと無能を見極めてターゲッティングすること。

②無言の圧力
無能に対して『辞めたら?この仕事』と思うだけ。簡単。
こういうのは自然と態度に出るし、匿名でSNSをやっていれば「いや弊社の一部のアレ、ほんとダメッスわ~」と言うだけでも違う。
あなたを知っている人はそれだけで「察する」からだ。

③サボタージュ
♪事故がほら起きるよ 突然さ
 運がないときはしょうがない
 ~きかんしゃトーマス じこはおこるさ より~
サラリーマンや現場の積極的な怠業行為はわりと難しいので「誰がやったのかわからん」「誰が悪いのかわからん」みたいなのが起こると責任は上の人間が取らなければならなくなってくる、というのが賢いサボタージュなのかなぁと思います。
思考上の「あそび」としてみんなも一回考えてみよう。

労働者にできることは少ないし、一人が与える影響も軽微なものが多いだろう。団結!とか今どき流行らないし、俺も正直それはどうなんやと思う。資本主義社会において底辺労働者ができることは少ないけど、うまく立ち回ることで無能を潰すことはできると思う。

うちのボスはダメだなぁを意識するだけで違うんじゃないかな。

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