パニグレ26章・読後殴り書き1
ネタバレ全開です。勢いでいきます。
冒頭でトロッコ問題出されましたが、これ本章の惑砂もレイブン隊指揮官もクローンだから特別な意味を持つ質問になっているんですよね。
少し違うけど、本章の指揮官が人類のために自己犠牲を選んだことへのアンサーは最後にある。
同じ状況が再現されてもクローンや平行世界に置かれても行動が変わらない人、他の選択肢を選べない人もいる。
みたいなデカめのスケールで願いを叶えた未来を見せてくれる「卵」の話もあってこれは少し面白かった。演算とはいえロラン出てきたし。
ラミアが憧れたのはアトランティスにいた人の探求する態度であって、彼らの成果ではない。だから願いを叶える「卵」で演算してもトラウマを刺激する以上の進展はあんまり生まれなかった。
偽装や欺瞞・ウィルスを操ること以外にラミアの昇格者の部分がこれまであまり発揮されていなかったけど、「卵」を使って自分の願いが何なのかを見つめる場面はとても昇格者らしい場面だった。
願いを叶えてみたら思ってたのと違った、みたいなことも全然あるし。
ハイジと惑砂の考えと行動がいまいち分かってないので読み返したい。
リリアンとラミアの関係についてはさすがに説明がありましたね。これまでなかったので。
リリアンの姿めちゃくちゃかわいい。塗装ください。
レイブン隊のみんなの前で死にたいです。
ビスケット食べてて15章を少し連想しました。これは力尽きたスカベンジャーの遺志の引継ぎなのです。
まとめ
指揮官が交換可能なクローンだったのがすごく良かった。そうじゃなきゃ自己投影もできないし、プレイアブルキャラが血反吐を吐きながらもがいているのに釣り合わない。指揮官が死なないなら設定に無理がある、とすら考えていたぐらいだ。
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