旅した国・50ヶ国を目指して

今までどこの国に行ったことある?とよく聞かれる。

「26ヶ国に行ったことがあって、同じ国に何度も訪れてるから旅の回数はもっと多いかな」と応えると驚かれる。

私の育った環境は旅してる人が多かった。1番私に影響を与えたのは母方の祖父と、父と兄だろう。

明治生まれの祖父は「日本の水泳に大きく貢献した人で、企業のスポンサーなど無かった時代、自ら山を売って渡航費に当て、日本の水泳選手をオリンピックに連れて行った」と小さい頃教えられたが、祖父自身は船の長旅も東洋人が珍しかった時代の北欧での旅も「大した事じゃないですよ」とお土産に持って帰ってきた品を「あれが行った証拠です」と冗談とも本気とも取れない表情で言っていた。その姿はまだ物心着いたばかりの私にとてもカッコよくうつった。

更に父は古き良きアメリカが大好きで、文通友達を頼って一人旅をした思い出をよく語っていた。

そしてそんな父の元に生まれた兄は12歳で親元を離れてスイスのジュネーブにある寄宿学校に行くことになり、その後イタリアのルガノ、アメリカのマサチューセッツ州とペンシルベニア州フィラデルフィアの大学に行った。5ヶ国語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、日本語)を話し夏休みに帰国する時は同じ学校のヨーロッパ系や東欧のガールフレンドと友達を連れて帰って来て賑やかな夏休みを過ごしていた。スイスに長く滞在していたからヨーロッパの大体の国を訪れ、そこ出身の友達もいたので話は地元の小さなレストランのあの料理が美味しい!とか、友達のバースデーが自宅であるから週末イタリアの自宅にクラスごと呼ばれて友達の家族と親戚と友人知人全部が仮装か女装男装をしたパーティーが楽しかった、というような映画の中の物語のような話を聞いた。

そして物心着いた頃から、夏休みにはいつもアメリカやヨーロッパから来た交換留学生のお兄さんやお姉さんが滞在していたり、父の仕事相手(多くはアメリカ人)を自宅に招待して週末滞在したりしていたので自宅に外国のお客さんがいる事が多く、彼らの国や旅の話を聞くのが好きだった。

12歳でスイスに留学した兄の妹(私)の海外デビューは遅かった。20歳の時に父の仕事に着いてオーストラリアとイギリスに行ったのが最初の旅行。

そして社会人になり旅費を稼げるようになってからは仕事と趣味とあらゆる機会を作っては海外に飛んだ。

行った国を上げてみる。

香港🇭🇰、韓国🇰🇷、台湾🇹🇼、マカオ🇲🇴、タイ🇹🇭、シンガポール🇸🇬、インドネシア・バリ島🇮🇩、スリランカ🇱🇰、オーストラリア🇦🇺、ニュージーランド🇳🇿、ハワイ🇺🇸、タヒチ、ネパール🇳🇵、イングランド🇬🇧、スコットランド🏴、スイス🇨🇭、フランス🇫🇷、ドイツ🇩🇪、チェコ🇨🇿、スロバキア🇸🇰、ハンガリー🇭🇺、オーストリア・ウィーン🇦🇹、ベルギー🇧🇪、カナダ🇨🇦、アイスランド🇮🇸、フィンランド🇫🇮、計26ヶ国

この中で1番多く入国したのが香港🇭🇰

1番長く滞在した国はイギリス🇬🇧で2ヶ月のサマースクール

1番美しいと思ったのがオーストリア🇦🇹のウィーン(冬に1度しか行ってないので今度は6月頃行きたい)

まさか1人でここまで来ると思わなかった国はアイスランド🇮🇸(ブルーラグーンとゴールデンサークルを1人で行くとは想像もしなかった😳)

想像と違ってすごく素敵だと思った国はニュージーランド🇳🇿

住みたいと思った国はイギリス🇬🇧のロンドンとフランスのパリ🇫🇷と香港🇭🇰

最もカオスを感じた国はネパール🇳🇵

ここまで書いて26ヶ国も行ってるのにアメリカ本土に入国していない、カナダには行ったけど(カナダは世界3大大陸横断鉄道に乗った思い出の国、いずれ思い出を書きたい)、ヨーロッパはイタリアもスペインも行ってない。地中海の国々にも行ってない、今はInstagramがあるので各国のフォロワーさんがメッセージを送ってくれたりする、まだ行ったことのない国の人から「ぜひ来てね、案内しますよ!」と言ってもらうとすぐ飛んでいきたくなるので、脳内で色々空想旅を想定したりする。

生きてる間に50ヶ国行く事が出来たら素敵だなと思う。でも素敵だと思う国に何度も行くのも楽しい。




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