見出し画像

ミニネイルコレクション①

今年のネイルエスのホリデーは大変豪華です。

例年のホリデー3本に加えてなんとミニネイルコレクション。

容器からパッケージからデザインから構成から、とても時間をかけて準備して、とても思い入れの強い商品に仕上がりました。

私、というよりは、もうこれは各方面の業者様が一番大変だったと言い切ります。

まず容器。
ネイルエスの現行のイメージをそのままミニにしたい。
これをそのままお伝えして、私のものづくりの理解者のおひとり、工場の社長様自ら奔走いただいた。

結論から言うと、探していただいた範囲では私の希望するものは難しく、もし実現したい場合は一から金型を作りオリジナルを目指す必要があるという。

ブランドを始めたころから、いつかそんなことができたらいいなとは夢を持っていた。しかし変わらずハードルは高い。やはり今は選べる候補から決めるのが最善。正面はミニといえどやはり絵柄を前面に大きく出したい。
縦型の長方形はあるけれど、いえ正方形にしたい。ネイルエスの、ミラクルスーパー高品質なネイルを入れるパケを妥協したくない。

私がものづくりをするときに
特に力を入れたいのはずばりパケなのです。
しかし作っているものはネイルなのだから、
まずは中身に力をいれてしかるべきでは?

その答えとしては、中身が高品質であることは
ネイルエスにおいて既に当たり前で大前提と決まっているので、
力を入れずともデフォルトなのです。

日本一の規模である工場の、スーパー信頼している調色スタッフの方々に、一番良い原料を使って一番高品質のネイルを作りたいですとオーダーしているので、ここの部分において私のこだわりをつめることはそう多くはないからです。

もちろん色やテーマについてはうんうん唸りますけど、
それはまた別のベクトルの悩みであると思っています。

悩んだとて、私がこうしたい!ということが決まると、
その通りに、あるいはそれ以上に仕上げてくださり
微々たる違いの調整も華麗に具現化されます。
仮に私がピンクベージュは同じように見えて300色ありますがこの128番目の色にしたいです、というトンデモ持論を早口で説いたとしても、恐らく叶えてくださると思います。(突っ込むところです)

仮に紆余曲折あったとしても、最終的には最強!な色が仕上がることは約束されていると自信があるので、さあその素敵な色をどうおめかししてあげようか!という部分にとても熱い気持ちがあります。


と、上記で述べたのは一方向のみから説いた一例なので、必ずしもどちらが一番重要!というわけでもないのですが、パケやデザインはとてもこだわりたい部分なのですよということをドンといいたくて極端に書きました。

ネイルをつくるという出発点があり、でも世の中のネイルとどう違うものができるのか、取り替えることのできない唯一無二の存在を目指すには何が必要なのか、ということを考え続けることが私のものづくりにおいての信念です。

私にとってその部分がパケでありデザインなわけですね。
素敵に出来上がった色を世界にひとつしかないデザインを添える。
その重要な一部が容器であるわけなのです。

さて、ここまで暑苦しく語っても、ない袖はふれないし制限はある。
どうしようかなとうんうん唸っていたところに
こちらはどうでしょう!と差し出していただいたのがキューブ型の容器。

ナルホドこれはとても可愛いのではないですか。
お菓子みたいなキューブ型。
ミニだけれど存在感がもはやミニではないところが良い。
いつも私の希望を尊重して、長く思えるトンネルの中をあきらめずに出口に導いてくださるスーパー頼れる社長様です。
でもこの裏ではいろんな箇所に掛け合い奔走いただいている背景があり、
改めて一人でものづくりをしているわけではなく、チームで動いているのだなとじんわりと感じます。

ちなみにミニネイルは5mlです。
通常商品の半分の量ですね。
でも実は5.8mlくらい入っているので実質半分より多いです。

キャップの大きさは通常品とほぼ同じ。
刷毛は瓶に合わせるために全長は短くなっていますが刷毛部分は同じ長さなので塗り心地も大きく差はありません。


さて、お次はパッケージの仕様とデザイン。
次回へつづく。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?