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とりあえず書いてみる



結構つまらな日常を送っている。
実の親の介護をして、フリーランスで仕事をしている(在宅ではないよ)。
趣味は、食べる事、料理をすること、二次元推しとヒロインを妄想すること、旅行すること、ドライブすること、本を読むこと、SNSでゆらゆら漂っていること、等...…基本一人でできる趣味。
まぁ、多趣味なんでしょう~。料理以外は人生でこれといって役に立つことはないので、本当に趣味。

ここ一年、介護の仕方が変わったので、この趣味に勤しむ時間ができた。
介護もいろいろだから、ここで書くことが一般的という訳ではないと思う。
というのを前置きとして、まずはその介護の話。

私の場合は、突然介護が降ってきたという訳ではない。
緩やかに、長い時間をかけて介護生活に突入していった。
だから、案外すんなり受け入れてしまった。だけど...…違う!
今も実の親を介護しているけど、声を大にして言う!

親だから介護するのは当たり前なんて思っちゃいけない!

大変なんだよ、介護は...…この一言に尽きる。

親の面倒を見るのは当たり前
親なんでしょ、介護するの当然
育ててもらったんだから...…
大人なんだから面倒見れるでしょ
親を施設に入れるなんてヒドイ
お風呂くらいいれてあげなさいよ

この言葉を言う人の何パーセントが、実際に親の介護してるんだろうね。

そりゃー、自力でお風呂入るのを見張るくらいは、大変じゃなかったですよ。
ご飯自分で食べてくれるんだったら、別にそんなに大変じゃないですよ。
トイレに杖ついてでも自力でいけるんだったら、別になんとも思わないですよ。
数か月に一回、大学病院に連れて行くくらいどーってことないですよ。
車に自力で乗り込めるんだったら、楽勝ですよ

でもね、これができなくなっていくにつれて、こっちに負荷がかかってくる。

自力でお風呂に入れない。だけど、本人はデイサービスとかにはいきたくないと主張する。
どんなに宥めても首を縦に振らない。
親子って嫌なつながりで、気持ちが分かったりする訳ですよ。で、こっちが折れる。
地獄のお風呂ですよ。
全体重預けられ、転ばない様に支えるこっちの体力が限界!
身体のあちこちが痛くなる(こちっちも若くないからね)
風呂に入れた後は、本人気持ちよくてご満悦です。
こっちは、もうへとへと。
週一回のお風呂って、えーっていうかもしれないけど、ホント無理だから。

ご飯は放っておけない。
うちの場合は、放っておくと食べない。
さらに、途中でテレビに夢中になったりして、手が止まる。
晩ご飯は最長5時間の記録保持者。夕方5時に食べ始めて食べ終わったのは(っていうかもう、強制撤去)夜の10時(ニュース始まった時間)
かといって、本人にもプライドみたいなのが残っていて、口に突っ込むと不機嫌になる。
結果、ただひたすら終わるまで待ち続けるしかない。
居眠りして、起きててもまだ食べてるのみて力抜けた。

トイレが一番しんどかった。
トイレに行くまでに時間がかかる。
うちの場合は、車いすだったのですが、ずっと車いすに座っているのを拒否。
座椅子に座って過ごしていたので、まずは車いすに乗せるところからはじまる。
古い家なので、バリアフリーなんてもんはないから、トイレに辿り着いたら、車いすから立たせて、トイレに座らせる。
間に合わないことも多々あった。
だけど紙パンツ拒否。
間に合わせるために、力技で親を動かすので、身体のあちこちが痛くなる(若くないからね)。
個人的には、お風呂入れるより大変だったなぁと思う。

病院...…後期高齢者になってから、週3回人工透析に通うことになる。
人当たりがいいように見えるが、基本コミュ障の親は、子供に病院のおくりむかえをしてもらうことを強めに希望(というか、決定事項)。
もともと、フリーランスでいろいろやっていたのですが、この時間を避けて仕事をすることに(収入減る)。
その他に3カ月に1回の大学病院。
車いすなんですよ。だけど、立ち上がって自力で車に足がかけられるので、力技で乗せる。本人も大変だろうけど、こちらも体のあちこちが痛くなる(何度もいうけど、若くないんだよ)。
3時間半の透析。その間自由になるでしょ?っていうけど、片道5キロ(約20分)を往復。ここで約1時間消える。
午後の透析なので、その間に晩御飯の支度、掃除など...…自由になる時間なんてないんだよ。

こんなことをやっていると、心身共に疲弊する。
風呂もトイレも、車に乗ることもできていた親が、何もできないことへの苛立ち。
物忘れや、子供の私にとる親としての態度への怒り。
時間が自由にならないストレス。
仕事をセーブする不安。
それは、度々、目の前の親に泣きながら悪態をつくことで発散してしまう。
そして、それが大きな後悔として残る。
この繰り返しだった。あやめなかったことが奇跡だと思う。

ニュースで介護が上手くいかなくて、あやめてしまったという事件が放送されるたびに思っていた。

明日は我が身だ...…。

だけど、そのストレスにまみれた介護に変化が起きた。

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