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ソファ職人道- ソファと私 渡辺 雄太

月刊「ソファと私」取材日当日。やっぱりお天道様はメラメラと燃えさかっておりましたが、職人:渡辺さんのほうがもっと熱かった!


「実際に手で作る」という想い

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-ソファ職人には恒例でお聞きしている質問があります。やっぱり小さい頃からもの作りが好きだった子供だったのでしょうか?

好きでしたよ。絵とかも描いていました。

-小さい頃の体験が原点かも知れないですね。
ソファ職人としての経緯はどういったものなんでしょうか。

ここに来る前も家具を作っていたんですけど、設計を担当していたんですね。実務ではPCとの睨めっこが多く、実際に手で作るものつくりがしたいなと考えるようになりました。インターネットで調べましたら、NOYESを見つけてショールームへ行ったり、工場見学をさせて頂きましたね。

-そうだったんですね。
先程、お仕事を拝見させて頂きました。革漉機(かわすきき)を扱っておりましたが、どういった時に使用される機械なんでしょうか。

革の生地を扱うVIVOを作る際に使用しています。生地部分では主にマチの部分やパイピンに使います。生地と生地を貼り合わせる際には、厚さが通常の時と比べて2倍になるので、張り合わす革生地を半分にすることで縫り合わせた際に生地の厚さが均等になるように行っているんです。

-なるほど。
革生地を漉く事で、仕上がり感も綺麗なラインが保てますね。

そうですね。
生地を縫い合わせる際にも縫いやすくする効果があるんですよ。


生地の特性に合わせる

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- 現在、渡辺さんは縫製を担当していますが、どんな所に難しさを感じますか?

そうですね。最初は小学生レベルでした。まさか自分がミシンなんて出来るとは思わなかったですしね。でも、やり続けていき身体が慣れてきて、最初に出来た時は本当に嬉しかったですね。

- ソファを作る工程の中で特に縫製は繊細なイメージがあります。
どういったことに気をつけてますか?

伸びる生地があったり、伸びない生地があったり、マジックテープつけると変な感じになったりと色々な種類の生地がありますからね。生地の特性に合わせた縫い方ではないと巧くいかないので、臨機応変にバランス良くを心掛けています。


「ソファ職人道の未来」

- 最後にご自身のソファ職人というお仕事の中で本人の意気込みを語って頂きました。

目の前に目標となる人が何人もいるので追いかけてやるだけですね。会社と共に自身が成長できればと思います。笑っている人もいますが、てっぺんをとりたい。それだけなんですよね。

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ソファ職人渡辺が愛するソファ
Vision LU

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ハイバックソファの価値を創造しそれらを具現化する努力は並大抵ではありません。特に意匠性能は限られたマテリアルとサイズ制限の中で、いわば小さな宇宙の中で無限の可能性を考えあらゆるチャレンジをし続ける覚悟が必要です。Vision LUのダイナミックなラインは時にはラグジュアリーに時にはエレガントに、そしてモダンに、その時その場所から魅せる姿は、影の付き方一つであなたが想い描いている以上の表情で魅了します。見る場所、見る時間によって、変化自在の表情を持ち、すみずみまで研ぎ澄まされた繊細で且つ圧倒的な存在感を放ちます。Vision LUの唯一無二の個性はハイバックソファの新しい提案と共にあなたのリビングにこれまで感じたことのないような充足感を運び入れます。

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