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ソファ職人道- ソファと私 久田 元

今回フューチャーさせて頂きました職人:久田 元さんは先月末、青山ショールームで開催されたワークショップに参加頂きましたので気になる所から注目したいと思います。さてさていざ尋常に!

ワークショップで出会えたお客様

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-先日行いました青山ショールームでのワークショップでは久田さんに参加頂きました。普段、接することが少ないお客様との触れあいはいかがでしたでしょうか。

最初にお客様にソファ工程を説明してからスツールを一緒に作っていきました。実際、本番の作業内容は張りの工程だったのですが、お客様も器用な方でしたので、全く問題なかったですね。「こうやってくださいね」と説明して、うまくその通りにやって頂きました。完成した際にはとても喜んで頂きましたよ。

- オットマンを自分の手で作れる体験などは中々出来ないことですし、ずっと座ったりして使用し続けていくのは改めてすごい事と感じます。

そうですね。
ワークショップに参加頂いたお客様にお伺いしたのですが、ショールームで見た「Bench」がとても気に入ってご購入されたそうで、「Bench」に合うスツールをと思い、参加されたそうです。ワークショップの際にも作業スペースの目の前にあったのですが、丁度、僕が張り込んだ「Bench」を展示しており、自分が「張り」をしたソファを見て気に入って貰えたことがものすごく嬉しかったですね。

「初心忘れるべからず」

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- ソファ作りの職人さんの道をスタートしてから様々な思いを巡らせてきたと思います。軸屋さんの中でソファにまつわるエピソードなどあれば教えてください。

自分の家に「Decibel」があるのですが、入社して二〜三ヶ月も間もない頃に休日に出てきて作らせてもらったソファなんですよね。
何もソファの事などまだまだわからない中で、先輩の山城さんに手伝って頂いて一日掛けてようやく完成させたことを今でも覚えています。その時は "出来た" っていう感動が嬉しかったです。現在の自分が見ると、「もっとこうできたかな」と思っちゃいますね。只、最初に作った一本なので、本当に作れて良かったです。

「ソファ職人道の未来」

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- 最後にご自身のソファ職人というお仕事の中で本人の意気込みを語って頂きました。

同じ商品でも同じように張れない。
それは、ウレタンにしても、木枠にしても、人が作っているものなので若干の誤差があるんですね。一ミリ、二ミリですが、その誤差が最終的に張りに出てくる。その中で一本一本張っているので新しい発見も多くある。発見した新しいものを吸収してその積み重ねで今よりももっともっと、綺麗に張れたらなと思います。

ソファ職人久田が愛するソファ
「New MK603 Sofa」

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New MK603 Sofa

コンパクトでありながらくつろぎを損なわないソファを目指した    New MK603 Sofa。シュンとしたアームにパイピンがあしらわれ感じのいい品格が漂う意匠です。全体的にシンプルで無駄を省き飽きのこない大人モダンの佇まいです。脚部がテーパーになっていることから優雅さとエレガントさを感じていただけます。特にサイド、あるいは斜めからの見え方が美しくお部屋の真ん中に置いてもそれだけでインテリアとしてお楽しみいただけます。NOYESの中でも一目惚れのファンが大変多いソファの一つです。是非あなたのお部屋にNew MK603 Sofaをお迎えください。

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