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ドメスティックな発信基地

スタジオが絶望的に散らかっている。
廊下までモノで溢れかえっている。
年末までに大掃除と整理できるかまるで自信がない。
もともと余裕があった12月も結局息つく暇もなく年明けまで突っ走ることになりそうだからだ。
目覚ましを掛けずに寝られる日が恋しい。

本日は明日初参加する公演の1人ゲネを行った。
楽器5本の持ち替えはナカナカ痺れる。シビレタ。
持ち替えた瞬間のフルートが本当に嫌い(苦手)だったがいつのまにか慣れてしまった。
平常心が保てれば大きなミスもなく演奏できるでしょうきっと。
解決策はミスを恐れずアクティブに表現することだ。

その後、KYMNのエディット一曲分を完成させた。

ひとつの部屋でみんな同時に録音しているのでマイク同士の被りがすごく、例えばベースのマイクだけを聴いても他の楽器全部聴こえる。
iPhoneのボイスメモで録音したみたいな状態のトラックが12個ある感じ。
でも一斉に鳴らすと、なんか信じられないぐらい音楽的な濁りとうねりで最高なんだが。
華やかな生酒(にごり)をチビチビやってるみたいなサウンド。
分離なんて必要ないし(時と場合による)一発録りの緊張感が音に込められててドラマティックな内容。タマラン。

ウチのスタジオでこんな音が録れるんかと、昨日撮影に来てくれた斎藤拓郎氏が、
「この場所で多くの音源が録音されて、発信基地みたいな存在になったらイイですね。」
と言っていた。
素晴らしい言葉だな。

ドメスティックな環境で研究所的に音楽を制作するって夢というか憧れである。
嬉しい指摘だし、発信基地になるよう続けていきたい。

新しいガジェット入手。
オモチャだ。

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