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原宿 1980 夏_27
No. 27 clock
その頃の東京はテレビや街角から百恵ちゃんのロックンロールウィドウが流れていた。
モテたいための
ロクンローラー
あなた動機が
不純なんだわ〜
作詞の阿木燿子さん、さすが鋭い! そのとおり。
テレビドラマ、刑事よろしくに原宿のジャンボやミッキーとかが出てたらしい。
テレビ東京ではシャナナのオールディーズ、ロックンロールショーなんてのもやってたらしい………
らしい?というのはこの頃
部屋にテレビがなく世の中のことがわからない空白期間があったのだ。ハハハ………。
この頃の総理大臣て誰だったのだれう? ヘへへ……
うちのチームにもテレビドラマ夜明けの刑事でオレたちが向かいあって踊っているところに犯人が逃げてきて、それを追って刑事の坂上二郎さんがオレに男はどっちへ逃げて行ったかと尋ねるシーンで
あっちへ行きました。
ダメダメいつもの調子でもっと不良ぽく!っていつも敬語なんですけどナニカ!?
バンドもヴィーナス、ハウンドドッグ、シャネルズ、横浜銀蝿、ヒルビリーバップス、
Mバンド、キャデラックスと
数々のオールディーズ、ロックンロールバンドが登場した
映画の世界もアメリカン
グラフティーが公開されて
原宿のホコ天の火付け役になり、そのブームをさらに加速させるようにトラボルタとオリビアニュートンジョンの
グリース、ケン・ウォールのワンダラーズ、そしてグローイングアップの1.2.3、さらに
ジョンベルーシのアニマルハウスにブルースブラザーズとやたら世の中その手の教育委員会、文部省、非推薦の音楽映画が渦巻いている時代だった。まっ、オレ達にとっては何か申し訳ない、そんなに世の中が気を使って頂かなくても結構ですのに、、て感じでした。
そういえば新宿の映画館にメンバー何人かでグローイングアップを見にいった時にちょっと遅れて入ったので暗闇の中、通路にみんな座って見てた。映画館の中がものすごいポマードのニオイで充満してた。映画が終わり明りがつくと、お〜っとなんと100%お客様がロックンローラーでした。 お見事!
客同士お互い苦笑いして不思議な瞬間でした。
さっそく原宿ホコ天でもグリースのあの車をみんなで妄想で改造するシーンで流れる
稲妻グリース、グリースライトニングをどこのチームも
映画のシーンを真似て踊っていた。2024年の今でも
原宿で踊ってる子達がこの曲で踊っているのには驚き感動した。やっぱいいものはいつまで経ってもいいんだね。
ほんとこの時代は、ヤンキーに暴走族と不良が不良らしくカッコもやってることも分かりやすく堂々としてたとおもう。オレは不良ですけどなんか問題ありますか、て感じで
分かりやすかった。
今と違って良い子悪い子普通の子とぱっと見でわかるから
お巡りさんも分類しやすく
仕事もしやすかったんじゃないかな。じゃあオレたちロックンローラーはどういうククリだったのだろう。
日曜日に太陽の下で踊って
健康的な汗をかいて、まさに昭和の理想の青年のあるべき姿ではないでしょうか!
では一句
黒薔薇の
甘い香りをハチが追う
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