原宿 1980 夏_0
eternal memory
原宿で踊っていた事やバンドを演ってたことをこの歳になってふと想いだす。
原宿の国立競技場横の渋谷へ向かう道路、夏のコンクリートのカゲロウの中に踊ってたヤツそれを見ている大勢の人々。
混ざりあったロックンロールとオールディーズの爆音。
リトル・リチャード、チャビー・チェッカー、コニー・フランシス、ポール・アンカ、
ニール・セダカの歌声。
ポマードの匂い、屋台のお好み焼き、焼きそばの匂い。
そこにいたヤツにしかわからないあの感覚。
あの夏のあの騒ぎは何だったのだろう。
その時代の世の中のいろんな流行のタイミングに青春というタイミングが重なり合った
ヤツだけが経験できた。
かたりべのようにあの頃を
アーだったコーだったと
言ってみても伝わらないだろう。 ハハハ、、、。
自分が爺さんから戦争の話を聞かされたように〜
そう永遠の記憶、
大切な記憶
あの頃の取り憑かれたような
情熱をこの夏の日差しが呼び起こさせる。
若かったな〜なんてジジくさいことを言ってね。
まだあの頃のようにときめく気持ちは持っているかい。
リトル・リチャードでまだ
ツイストは踊れるかい。
ダイアナで三角ステップはまだ踊れるかい。
ロックアランドクロックで
ジルバは踊れるかい。
あの頃のように、そのヒトミはまだ輝いているかい。
あの道は今はただ車が行き交うだけだけれど確かにあそこで踊っていたんだ。
車の騒音の中に一瞬ロックンロールが聴こえた。
リトル・リチャードのツッテイフルティ〜
おっ、まだ踊れるじゃないか
身体がステップを覚えてる。
ちょっと踊ったら息切れがしてきたぜ、ハハハ、、、。
熱い想いを呼び起こす。
きらめく太陽のミラーボール
ツイスト踊ってポーズを決めて、苦笑いするヤツの横顔。
どこへ行ってしまったのだろうあの頃のみんな。
最高に輝いていたあの頃のみんな。
原宿1980年の夏、ロックンロール、この曲と永遠に。
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