見出し画像

原宿 1980 夏_30

 

No. 30  oclok

             

Extra  edition

    First part

    

ツイストが個人プレィだとしたら男と女が向かいあってステップを合わせて踊るダブルはチームプレィ。
ダイアナ、カレンダーガール
オーキャロル、イッツマイパーティーなどなどミディアムテンポの四拍子、三角ステップに合うそんな曲で踊る。
オレのセーノの掛け声でみんな合わせてフリをつける。
アップダウンよろしく〜
でセーノで両腕を横スクロールでワンツースリーホォーで上から下へ、下から上へと。
ストップよろしく〜で両腕を横スクロールでワンツースリーホォーで動きをストップ、クロスよろしく〜で向かいあった男女が前へ4歩でポンと手を打って後ろへ4歩でもとに戻る。オールドスクールパーティーな感じですね。
和物ではクックニックチャッキーのかわいい人よ、レイジーの赤頭巾ちゃん御用心、そしてカルメンのビッグボーイそう今回はそのビッグ、ボーイのお話を。
今でも踊ってる子達が60年代70年代の埋もれたオールディーズティストの曲を見つけだしてフリをつけて踊っているのを見るとなかなかセンスがいいなと感心する。
今はユーチューブでいろんなティストで検索出来るのが羨ましい限りです。
あの時代のアイドルは今と違ってアルバムの中でオールディーズを日本語でカバーしてたんですよね。
百恵ちゃんも伊予ちゃんも
キャンディーズもみんなカバーして歌ってました。
西城秀樹なんてヒデキ、ロックンロールを歌う!なんてアルバムをだしてた。
まあ15年ぐらい前だったんだから不思議じゃないんかな。
そんな中で国産オールディーズの最高峰と勝手に決めつけているカルメンのビッグボーイ、シングル盤アップルドールのB面の曲で1977年にリリース、本名佐伯芳江さん
元ブルーコメッツのキーボード奏者、作詞さいとう大三作曲小杉保夫
ボリュームボリューム
 いっぱい〜
アイツがもうすぐ
 やってくる〜
   ー中略ー
ちょっと間抜けな
   ビッグボーイ
3日前のパーティーで
アイツにいきなり
  キスされた〜
    ー中略ー
コーラ瓶をぶら下げて〜
アイツはいつでも
  歩くんだ〜
    ー中略ー
ボリュームボリューム
 いっぱい〜
などなどオールディーズティスト満載の詩とメロディー
お話の最初のほうでふれた
上野のディスコ、テンミニッツのロックンロールパーティー実はあのときオレはこっそりラジカセを持ち込み90分テープを4本録音していたのだ。何百万回繰り返し聞いたのでテープまるごとどこかに消えてしまった。昭和だね。
オレの脳内デッキにはまだ音源が残っている。
時々脳内再生してあのときオレの目の前で歌ってたのたのはカルメン本人だったのだろうか。誰かタイムマシンであの日のあの場所へ連れていってちょうだいな。
 
    Continue

どこへ行ってしまったんだ
あの頃のヤツらは
車がいきかう路上を見つめ
カゲロウの中に
ヤツらを探す
聞こえるかいあのメロディー
オマエと踊った
レッツツイストアゲイン
もう一度一緒にツイストを


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?