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ずっと残しておきたいもの。せめて憶えておきたいもの。

色々のことを憶えたままにしておくことがまるでちゃんと出来なくなってきた。
子供の頃なんて一度聞いた名前はきちんと憶えていたのに、人生は忙しいと思うようになってからはだいぶ怪しくなり昨今ではそうまるでちゃんと出来ていないのだ。
そんな自分でもアルバムの中の古い写真たちが何処で撮ったものかはわかる。
ある程度のイキサツというのがそれにはあるからね。
記憶をすり込んでいるからね。
どんなにボケていようがブレていようがドラマチックなのだ。
しかし。
情けないことにどのカメラで撮ったんだっけということが時々ある。
フィルムごとにアルバムに収めてあるのだから分からないわけなさそうなものだがそうでもないのだ。
じつは今はもう手元にないのだけどハーフサイズで撮れるトイカメラで撮っていた時があってこれがなかなか良く撮れたのだ。
ゴールデンハーフって名前のかわいいカメラだった。
このゴールデンハーフで撮ったのかPENで撮ったのかがわからないものがあるのだ。情けない。
あの頃はとにかく色々出かけてやたらと撮っていたのだから使ったカメラの記憶が怪しいのはまあ良しとしよう。
そう、やたらと撮っていたのだ。
撮れたのだ。

たぶんゴールデンハーフで撮ったもの。


なにしろフィルムは100均で売っていたしコンビニに出せば千円もかからないでフジカラープリントが72枚も出来上がってきたんだもの。
昔自慢?いや、郷愁?
とにかく今はそんな時代ではなくなったのでアルバムに新しいプリント写真がなかなか追加されないからさすがの自分でもどのカメラで撮ったのかもしっかり記憶に残っていくことと思う。
そして誰かの記憶にもとどめてもらえるように。




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