2024年4月30日

四月も終わり、無事に家賃を払って開店、毎月のことではあるけれどたくさんのお金が出ていくのを見るのはつらい。
今日は平日ということもあってかご来店はまばらで(というか学生がたくさんいるはずの平日にこうなのは問題だけれど)、週末の買い取りから値つけを進める、出したばかりの新書がよく売れる。
帰しにつげ義春の対談集が出ていたのを見つけてまんまと買う。
『愛なのに』、監督が城定秀夫でなければ観なかった。中年の妄想を具現化したみたいな映画で、そういう意味では正しいのだけど、ただしんどい。そういう話だと割り切ったとしても、主人公に求婚してくる女子高生に告白した男子高生だけが美形でないところはさすがにフォローできない。女子高生の両親が怒鳴り込んでくる場面もその後の主人公たち二人のやり取りをしたいがためだけに配置された異物感だけが残った。舞台になっていた古本屋が暇そうなのはよかった、実際の上々堂はそんなことないと思うけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?