無職60日目 くそったれテレビ局

以前、俺はとある会社の電話オペレーターの仕事をしていた。毎日毎日100件以上の電話を受けるので、高確率で頭のおかしい奴と遭遇する。頭のおかしい奴には常識が無いので、平気で暴言を吐くし、声を荒げて威嚇してくる。そういう奴はバカだから音声を録音されてるかもしれない、なんて考えもしない。実際、録音していたし。

そういう頭のおかしい奴より厄介だったのが、テレビ局からの電話だ。
テレビ局からの電話は十中八九、取材の申し込み。
俺の辞めた会社では電話で取材の申し込みは受け付けていない。そのため、ホームページから取材の申し込みをしてほしい旨を伝えると、めんどくさそうに「今日の夕方の番組で流したいから電話した」だとか「夜の番組で流したいからホームページで依頼している時間はない」だとか、自分たちの都合を優先して引き下がらない。
謝罪し(したくないけど)、皆様に同じように対応している、と暗にキサマだけ特別扱いは出来ない、というニュアンスを伝えると、「なんとかしてくださいよ」と平気で言ってくる。
こちらとしては、マジで電話でどうこう出来ないし、どうこうする権限はないから無理だとやんわり告げると、「はいはい、もういいです」と不機嫌そうに吐き捨ててガチャ切りされる。
テレビ局からの電話は何度か受けたけれど、大体こんな感じ。とにかく態度が悪い。
どこの局かは書かないけれど、誰もが知っている有名なテレビ局ばかりなので、その局の番組を観ると、何とも言えない気持ちになる。

ちょっと前、とあるテレビ局が、ある重大な問題を起こして炎上していたけれど、「まぁ、無理もないな」と思った。クズみたいな奴がたくさんいるということだよな、と。

テレビ局の奴等は、「自分たちが時代を作っている」というおごった思想を持っている、とSNSで揶揄されることがあるけれど、それって本当なんだろうな、と思う。
何しろ、電話を受けた時、「俺たちが取材してやるんだからゴチャゴチャ言うなよ」という連中の心の声が漏れまくっていたからね。

俺がテレビをあまり観ないのは、そういう理由もある。この番組もクズが作っているんだよなぁ、と思ってしまう。
そもそも、今の時代は地上波のテレビなんか観なくても面白い番組はたくさんあるし。例えばドラマをNetflixで観てしまうと、地上波のドラマなんて貧乏くさくて観る気にならない。

まぁ、中にはまともなテレビ関係者もいるのだろうけれど、俺はまだ会ったことがないので、何とも言えない。

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