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無職94日目 特捜ロボ ジャンパーソン

DMM TVで「特捜ロボ ジャンパーソン」のテレビシリーズ全50話と劇場版を観た。めちゃくちゃ面白かった。

「特捜ロボ ジャンパーソン」は、俺がガキの頃に夢中になった特撮ヒーロー。DMM TVで配信されているのをたまたま見つけたので、懐かしさも手伝って観たのだけれど、思い出補正を抜きにしてマジで面白かった。

基本は1話完結の人情モノっぽい感じなのだけれど、それぞれのエピソードにきちんとしたテーマがあって、「このテーマなら2時間の映画が一本作れるんじゃないか?」という、かなり踏み込んだものがあったりして、侮れない。また、ジャンパーソンの悲しい過去や、後に相棒になるガンギブソンの恋人の死など、なかなかハードな展開があって目が離せない。

更に、敵の組織が3組も存在していて、それぞれ組織ごとに特色があるので飽きが来ないのも良い。それぞれの組織のボスが悪の道に走った理由もあり、30年前の特撮ヒーローでここまできちんと悪を描いていたのか、と驚いた。

敵の組織は3組ともインパクトが強かったけれど、特にスーパーサイエンスネットワークのボスを演じた高畑淳子は強烈だった。当時、子供ながらに強烈な印象があり、大人になった今でもよく覚えていた。

善玉も悪玉も、それぞれ悲しい過去を経験していて、正義の道に進むか、悪の道に堕ちるか、それは紙一重なんだ、というテーマに溜飲が下がった。

俺のいちばん好きなエピソードは、「ガンギブソン荒野に散る」。
恋人の復讐のために命をかけて戦うガンギブソンが熱い。このエピソードもよく覚えていて、ガキの頃の俺はガンギブソンの死を本気で悲しんだし、生き返った時は本気で喜んだ。いま改めて観ても、やはりガキの頃と同じように本気で悲しみ、本気で喜んだ。

命をかけてまで恋人の復讐に燃えていたガンギブソンが、物語の終盤、憎しみを乗り越えてジョージ真壁を赦す展開には涙を禁じ得なかった。

全話観終えた時は、もうジャンパーソンとガンギブソンの活躍を見れないのか・・・とか、アールジーコとガンギブソンのやり取りが恋しい・・・とか、ジャンパーソンロスに陥った。次回予告でのナレーションのシメの言葉「シーユーアゲイン!」も、もっと聞きたい!

そんな感じで、本気で最高だった。超オススメ。フィギュアとか欲しい。
シーユーアゲイン!

高畑淳子
ガンギブソン荒野に散る

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