信じるって何? 西加奈子「サラバ!」下巻より 書くことは、終わらせることだ。誰かを糾弾したい訳でも赤の他人に裁かれたい訳でもない。二十代の間、ずっと悩み続けてきた葛藤について、そろそろ決着をつけたいと思った。ただそれだけである。 悩みの主題は父について。私の父がどういう人間で、どのように困っているかは以下の記事に書いたとおりである。 新卒で入社した会社を辞めて、10年間は司法試験の勉強。その後、試験を諦めてからの5年間は特に何をするでもなく、無為に過ごしている。
2年ほどに書いたブログを再掲。スタインベックはいいぞ ※本記事は、北原みのり著「毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記」と、スタインベック著「エデンの東」の内容、および物語の核心に関する記述を含みます。 2017年4月14日。午後3時、木嶋佳苗被告(42)の上告が棄却され、死刑が確定することになった。 たまたま私はネットニュースでこの報を聞いたのだが、もはや上告をせず、あくまで自分の意思で死刑を選択する姿が、あの女性らしいと思った。 平成に現れた毒婦、木嶋佳苗。数々