キムテヒョンが狂おしいほど好き

 キムテヒョンの先天的魅力の二つ目は、間違いなくあの毒のなさよ。
 多くの人は、こどもからおとなになるにつれて、もっと分別をつけて「しっかりしてる」って思われるための振る舞いと引き換えに、失うの。自分が今何をしたいのか、自分自身を見つめるんじゃなくて、自分が作ったお面(肩書き)をどうやって魅力的に見せるかを考え出す。資格取ったりして、就活で面接を勝ち抜くための武器を、意識的に作り出そうとして。私は直感を忘れてるタイプの仕事人間が本能的に怖いんだけど。あなたは、ステップアップしたいと思った、その過程で失うものに、目を向けたことありますか?

 彼は先天的に持っているものがすっごい多いのよ。だから、捨てなくて済んでいて、私みたいなやさぐれかけの人間なんかは、すっごく羨ましい。

 これは、肌感での予想。彼のファンの中には、彼の純粋さを「微笑ましいな☺️」と思う層もいるのだろうけど、それと同じぐらい、「わたしもああ生きたかった」と思う人もいるのではないですか?「あんな綺麗に生きてみたかった。」(反語:でも、わたしにはあれほど恵まれている、勝負できる素材がない)って。

 やっぱりキムテヒョンはすごく魅力的だよ。
なんか、ガラス瓶の中で生きる青色の蝶みたいよ。

↓つづき(ラスト)

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