波打ち際に学ぶまちづくり
地球上にはそれだけ膨大な種が存在し、そのバランスが取れて地球上の生態系が成り立っているようです。その中でも日本にはとても多くの種が存在する。それは海に囲まれているのが大きな理由とのこと。
多くの湿地帯がそうであるように、海岸の干潟・藻場・サンゴ礁は多様な生態系を持ち、か弱い生物も生息できる豊かな場所ですね。ことさら渚は人にとって遊びの場でもあり安らぎの場でもあります。波打ち際は多くの種にとって幸せな場所。
だけれど渚や干潟は減っている。陸と海が防波堤で明確に分断されてます。か弱い種は行き場を失い、力で競り勝つ強い種が生き残る。「力勝負」では破滅まで時間の問題。自然環境も社会も。
世界人口72億人の中にある民族性・地域性の数たるや膨大だろう。個人の性格の違いだって多種多様。色んな人が居て成り立っているのが人間社会。そこに権力・財力・体力などの力勝負が持ち出されると殺伐とした社会になって、似たような強者しか生き残らない。慎ましい人たちは居場所を失う。
渚や干潟のような豊かな場所が社会に足りない。
干潟・藻場・サンゴ礁がなぜ豊かなのか?その多様な生態系を受け止める豊かな環境を、人間が生息する社会にも存在させることができないか?多様な人たちを受け止める豊かな社会や組織のヒントになるのではないか?
波打ち際はなぜ豊かなのか?
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