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学校で教えない大切な技術(6)伝える技術の安全圏

どんな職場でも、関係者との円滑なコミュニケーション「伝える技術」は欠かせない。No Pain, No Gainモデルなら、何度も正しく失敗して、高度なセンスとテンポをを究められる。

でも古傷が痛むなら、安全モデルだ。

内側の渦が成長サイクル=No Pain, No Gainモデル
外側の縁が安全モデル=安全圏モデル

ルーティンワークは安全圏だ。限られた人と限られた情報を交信するだけ。決められた手順通りにやれば、自工程の前後と息が合う。伝えることで負った古傷が痛む人や、技術が発展途中の人にはオススメだ。

そんなルーティンワーク、どこにあるのだ?

そのために福祉や医療があるのです。就労支援施設や精神科デイケアなど、心の傷を深めないで、他者と交流を続けられる場所があります。俺は障害者じゃない!なんて気張らず、一度、診てもらうのも良いと思いますよ。

精神障害は、ある日、突然自分だってなり得る障害なのだから。

よし、お前の言う「伝える技術」の安全圏はわかった。
じゃぁ「愛する技術」はどうなんだ?安全圏なんてあるのか?

あると思う。でも、開発中。

愛で傷ついた心は、愛されることで癒やされる。それ以外ではナカナカ難しい。愛されて癒やされた時、溺愛に陥ると、同じような傷を負う。傷が癒えないまま同じ場所で傷を負うと、愛することを諦めてしまう。

そうならないための、程よい愛し方があると思う。特定の人に深い恋愛ではなく、全員と浅い博愛でもなく、愛するということを諦めない安全圏があるはずだ。まだ、行き着いていないけど、開発過程。
たどり着きたいね。恋愛は前頭葉の若さを保つ特効薬なんだから。

愛する技術を究めるNo Pain, No Gainモデルもあるようだ。
何度も何度も人を愛して、別れて苦しむのも人生。そういう人は愛する技術を高めたいのだ。愛のプロになりたくてきわめめたい。愛の「探究心」に囚われて離れることが出来ないのだ。何度も怪我をしながら、愛する技術を高める。それが、その人の生きる意味なのだ。それならそれで頑張れば良い。

ただ、やる以上は前向きに。他人も自分も恨まず、引き際は潔く。いつまでも纏わり付いて、他人の人生を掻き回さない。好きで自分が痛むのは良いが、望まない他人に傷を負わせるな、絶対に。

さぁ、フロムの続きを読もう。

忘れずに今日も一曲。
Yaffle feat. Satica の Wish You Could Come です。


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