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スティーブ・ジョブス最後iPhone 4Sと越中瀬戸焼『庄楽窯』

6月に入って、スティーブ・ジョブズに
関するドキュメンタリーがNHK BS1で
立て続けに2本、放映されました。

その内の1本、
「日本に憧れ 日本に学ぶ
~スティーブ・ジョブズ ものづくりの原点~」

は、いかにAppleのデザイン、ものづくりが
日本から影響を受けていたか?を示す内容で
IT業界一筋40年! パソコン業界団体で
Apple担当をしていた菅野も知りませんでした。

日本でスマホのシェアの約半分を占める
iPhone、そのフォルムが富山県立山町の
越中瀬戸焼『庄楽窯』の焼き物からヒント
を得ていたというのは、初めて知りました。
『庄楽窯』は、400年以上続く窯元。

陶芸家の釋永由紀夫氏は、ジョブスから
3点の焼き物の依頼を受けた。その内の
1点は四角い平皿。ジョブズから「角を
丸くして欲しい」とのリクエストがあった。
ジュブズと手書きで何度かやり取りした
その丸みこそ、その後、iPhoneの丸みを
持った筐体のデザインとなった。

初期のMachintoshから、デザインこそ
Appleの製品の命!と最も重要視して
きたが、iPhone、どこがデザインされて
いるの?と思われるだろうが、一見して
デザイン、デザインされていなシンプルな
デザイン。角のアール(丸み)、厚さ、
ボタンの大きさ等々に細部にこだわっている。

陶芸家の釋永氏も、丸みを持つことで、
チャーミングで、しっかりと意思を持っている
ことを伝えることができると言っている。

番組の中では、ジョブズがApple社に
戻って、最初に販売、世界的にヒットした
iMacのデザインは、信楽焼きからヒントを
得ていたと解説していた。

このiMacと信楽焼きについては、次回に。

追伸:このドキュメンタリーは、
   NHKオンデマンドで有料で
   視聴できます。

https://www.video.unext.jp/lp/nod

(2023.6.28 Vol.14)

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